汗ばむ季節に手放せない洗顔シート。すべすべお肌のためにはどれをどう使えばいい? 汗ばむ季節に手放せない洗顔シート。すべすべお肌のためにはどれをどう使えばいい?

今年も暑い夏がやってくる。汗でベタつく季節に手放せないのが、サッとひとふきでさっぱりできる「洗顔シート」。ドラッグストアには爽快感や消臭効果などをアピールしたさまざまなシートが並んでいるが、使い方や選び方のコツはあるのだろうか? 

スキンケア基本編の最後に、夏の人気アイテムについて男性美容研究家の藤村岳先生に聞いた。

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――いや~~今日も暑いですね。油断するとすぐに顔がベタベタしてきます。もうコレがないと夏を乗り越えられません。

「外出先でベタつきが気になるとき、洗顔シートはとても便利ですよね。メントールや皮脂吸着成分などが入って一瞬でさらっと気持ちよくなれるので、ついつい多用してしまいがちです。ちなみに1日に何枚くらい使ってますか?」

―2、3時間おきに脂が浮いてくる感じがして使っているので、だいたい1日5、6枚かな?

「それは多すぎですね。枚数としては1日1、2枚程度が目安です。外回りですごく汗をかいて顔を洗えないときなど、緊急避難的に使うイメージ。というのは、こういったシートは汗といっしょに必要な脂分や水分までとりすぎてしまうからです。肌は奪われた水分を補おうと皮脂腺を活発化させ、逆にベタつきを助長する……って、保湿のときに言いましたよね?」

―あ、はい、スイマセン。ふき方はどうですか? こんなふうに……(シートを広げ顔全体をゴシゴシ)。

「あーっ、そんなにゴシゴシふいちゃダメ! “間違い洗顔”と同じで、ゴシゴシふいて刺激を与えると肌を痛める原因になりますから。やさしくおさえるように汗をふきとり、こすらないのが基本。順番はTゾーンからこまやかに、額や小鼻の脇などを重点的にして、乾きやすい頬は最後に軽くでOK。あと、首筋をふくとシャツの襟汚れ防止に、耳周りなら加齢集対策にもなります。

それから、ふいた後にはオールインワンのゲルで保湿をするとベター。また、ふくことでUVクリームが落ちてしまうので、昼間なら必ずクリームを塗りなおしてください。シートは一瞬で気持ちよくなりますが、その後ケアをしないとかえって肌には良くないんです」

 Tゾーンからこまやかに、額や小鼻の脇などを重点的にふこう Tゾーンからこまやかに、額や小鼻の脇などを重点的にふこう

お肌にやさしい洗顔シートをチョイス

――「クール」「デオドラント」「皮脂吸着」などいろいろな特徴がありますが、選び方のコツは?

「基本的にアルコールがたくさん入っているものは、あまり肌によくありません。アルコールの刺激は、洗顔と保湿でせっかくケアした肌を痛めつけてしまうからです。なるべく、アルコールフリーや低アルコールと表示されているものを選びましょう。ただし、容量が少なく防腐剤も入っていない場合が多いため、早めに使いきる必要があります。アルコールがしっかり入っているタイプは、主に首や耳の後ろ、ボディを中心に。顔をふくならちょっとおさえる程度ですね」

――なるほど~。アルコールなんて気にしたことなかったです。実はボディ用のシートで顔をふくことも多いんですが……。

「基本的には顔用のものを体に使うほうがよいと思います。ボディ用は臭いの元に効かせる殺菌剤など強い成分が入っているものもあるので。また、ざらざら感や凹凸のあるペーパーは吸着力が強いのですが、こすり過ぎる人にはNG。やわらかい紙質のものを選んで」

――お肌のことを考えるなら、気持ちよさだけで選んじゃダメってことですね。

【お肌にやさしい洗顔シートはコレ!】

(左)キュレル スキンケアシート【医薬部外品】(花王) 10枚入り。オープン価格(実勢価格/300円前後)

肌の必須成分「セラミド」を守りながら、肌トラブルの原因にもなる汗や皮脂の汚れ、ベタつきをすっきりふきとる。天然コットン100%、弱酸性・無香料・無着色で赤ちゃんのデリケートな肌にも使える

(中)ライジングウェーブ ヴィラ リフレッシュ ミニ タオル(ライジングウェーブ ヴィラ) 30枚入/472円(税込)

藤村氏監修の商品。低アルコール刺激で肌のうるおいを守りつつ、余分な皮脂や汗をふきとる。ミニサイズで脂や水分の取りすぎを防止する。人気の香水の香りを採用しているのも特徴

(右)メンズビオレ 洗顔パワーシート 化粧水in(花王) 20枚入り。オープン価格(実勢価格/250円前後)

保湿成分ヒアルロン酸配合で、ふいた後のカサつきを防止。メントール、アルコール無配合で、デリケートな肌にもヒリヒリしないやさしい使い心地

(左)ニベアフォーメン クールキックオイルコントロールフェイスケアシート 24枚入り。オープン価格(実勢価格/300円前後)

ローション入りシートで、皮脂によるテカリ・ベタつきを抑えてうるおいを補給。凹凸面で余分な皮脂をふきとり、なめらか面で肌を整える機能性シート。ヒリヒリしない低アルコールタイプ。

(右)GATSBY フェイシャルペーパー スキンケアタイプ(マンダム) 15枚入り。オープン価格(実勢価格/250円前後)

角質や毛穴の汚れを落としつつ、美容エキス配合で肌のキメまで整えるスキンケアタイプ。1枚で顔全体に使える大型ペーパー(20cm×20cm)。パラベンフリー

1ヵ月のスキンケアの成果は?

【スキンケア基本編(1ヵ月)のまとめ】

・所要時間 1日約20分(洗顔+保湿2回 UVケア2回)×30日 ・費用 約3000円(洗顔石鹸、化粧水、UVクリーム、洗顔シート)

初めはハードルが高く感じたスキンケア。でも、やってみると洗顔+化粧水+UVケアの3ステップは思ったよりも簡単。日々、お肌にいいことをしている満足感があって、なかなか楽しい。少しずつ美肌に近づいている自信からか、女のコの前でも仕事相手の前でも堂々とふるまえているような……。三日坊主にならずに、この調子でデイリーケアを継続していこう!

●藤村岳(ふじむら・がく) 男性美容研究家。1973年、東京生まれ。雑誌・書籍の編集者を経て、シェービングを中心に据えた独自の男性美容理論を打ち立て、男性美容のパイオニアとして活動中。総合情報サイト『All About』にて「メンズコスメ」のガイドも務めている。数々のテレビ番組やラジオなどの出演のほか、講演・イベントなども行なう。【http://danbiken.net/】

 男性美容研究家・藤村岳先生 男性美容研究家・藤村岳先生