30歳を過ぎれば結婚が遠のく……。女性にはよく囁かれてきた俗説だが、どうやら男性も同じらしいことが本誌のアンケート結果で判明した。

30代の既婚男性500名にアンケートを実施したところ、「30歳を過ぎてから今の『妻』と出会った」という男性はわずか15.6%。6人中5人は、20代までに知り合った女性と結婚していたのだ。

つまり30代以降でありながら、現在、恋愛に発展しそうな相手がいないという方は「すでに出遅れている」ということになる。

この衝撃結果に、いま愕然とした読者は多いだろう。というワケで、すぐにでも彼女を作るべし!……とはいっても、「合コンや婚活パーティに参加するのは面倒くさい。職場にもいい人がいないし……」なんて声もあるはず。では、そんな人たちはどこで新たな出会いを探せばいいのだろうか?

そこで、30代で出会ってうまく結婚までこぎつけた成功者たちのエピソードから“運命的出会い”を引き寄せる方法を学んでみよう!

◆友人夫妻の家に招かれ、紹介されたケース

最初に紹介するのは、これまでの人生でプライベートな会話ができた女性は3名のみと語る、いわゆる“非モテ系”だったT氏(32歳・メーカー・年収420万円)

30歳のときに、大学時代のゼミの友人の奥さんから紹介を持ちかけられたが、うまく恋愛できる気がせず、その場では断っていたという。しかし、その後……。

「彼らに子供が生まれたので出産祝いに家へ行ったら、ほかにもお祝いに来ている女性がいまして……それが今の妻です。後から聞いたところ、あえて同じタイミングで呼んでくれたということでしたが。『ふたりとも付き合ってる人いないんでしょ?』などと取り計らってくれまして、そこから後日会うことにつながりました」(T氏)

このエピソードについて、恋愛コラムニストの後田(うしろだ)良輔氏はこう解説する。

幸せな夫婦の姿を見ると独身女性は結婚願望が強まるので、結婚式や出産祝いの場は新たな恋愛が生まれやすいです。また、夫妻やカップルと独身男性が一緒に食事をとるなどすれば、自然と紹介の話が出るのは確実です。男友達の奥さんや恋人から好かれることは、大きなチャンスにつながると心得て行動しましょう」

意外な出会いの場はジム?

しかし、そんな親友いないよ……と嘆く男性にはこんなエピソードを。

◆スポーツジムに通い、出会ったケース

スポーツジムのダイエットエクササイズのプログラムに参加し、今の奥さんと出会ったN氏(35歳・IT・年収380万円)。会話のきっかけはなんだったのか?

「ある日、ランニングマシンで走っていたら、偶然隣のマシンを彼女が使い始めまして。毎週同じプログラムに参加していたんで、お互い顔は認識し合うようにはなっていたんですが、逆に若干気まずいな……って感じで挨拶もせずにいました。でも、そこにダイエットプログラムのインストラクターさんが来て『ふたりともいいフォームですね!』って声をかけてくれたんです。初めて妻と会釈ができました」(N氏)

で、その後は?

「ランニング後、休憩スペースで会ったので思い切って声をかけてみることに。インストラクターさんから『翌月にマラソンイベントがある』とも教えられていたので、自然とその話題になりました。結局一緒にマラソン大会に参加し、その後お付き合いする流れに……」(N氏)

なかなかレアな経験のようだが、実は冒頭のアンケートで「30歳を過ぎてから結婚相手と会った」と答えた78人中、合コン、飲み会、職場に続いて、4人もの人がジムで出会ったと回答している。30代の独身男性にとって、ジムは貴重な出会いの場のようだ。「ちなみに、毎週決まった曜日に来たほうが女性と再会できる可能性が高いと思いますよ」(N氏)

ほかにも、前出の後田氏は「バー」を出会いの場所に挙げる。

「ジムでインストラクターさんに覚えてもらうのと同じく、バーに通いつめればバーテンダーさんからアシストを受けることも可能です。行きつけの場所をつくり、スタッフに好感を持たれることは出会いへの近道と言えます

いずれにせよ、積極的に女性のいる場所に出かけてみることが、30代からの出会いの第一歩ということか。

◆週刊プレイボーイ29号「30歳を過ぎて新たな出会いはどこにあるのか?」より(本誌では、ほかに4つのエピソードを紹介、10の「出会いを呼び込む方法」も伝授!)