10月1日、楽天スーパーポイントの共通ポイントサービス「Rポイントカード」がネット通販サイト『楽天市場』だけでなく、サークルKサンクスやミスタードーナツなどのリアル店舗でもポイント利用できるサービスが提供開始となった。

こうした共通ポイントは、今や「Tカード」「Ponta」など群雄割拠だが、特徴は提携している店やサービスのポイントと交換することができる点だ。ネット通販のほかに、自分がよく利用する店などのポイントと交換できれば、さらに使い勝手がよくなる。よりお得な活用をという人は、まずそれをチェックすべし!

各共通ポイントごとに数多くの交換先があるが、なかでも特筆すべきは飛行機を利用したときに貯まるマイルと交換できることだ。

提携の航空会社はANAとJALに限られているものの、すべて「1万マイル=1万ポイント」という交換レート。1万マイルを貯めるのは決して簡単ではないが、出張が多いサラリーマンや帰省などでよく飛行機を使う人、旅行好きならばそんなに難しくもないだろう。

そうして貯めたマイルを共通ポイントに交換し、コンビニなどで買い物すれば1万円の丸儲け! もちろん、共通ポイントからマイルへの交換もできるが、500ポイントが250マイルに目減りしたりする(Tポイントの場合)ので注意が必要だ。

また、SuicaやEdyなどの電子マネーとして利用できるのがTポイントと楽天スーパーポイント。前者が100ポイント85円と目減りするのに対し、後者は1ポイント1円の等価交換。この点だけを比べれば、楽天スーパーポイントのほうが有利といえる。

しかし、Tポイントはジャパンネット銀行に現金として振り込むこともできる。こちらも100ポイント85円だが、現金化できれば、電子マネーと違い使えない場所はない。そのあたりも含め、現金化という点ではTポイントのほうが汎用性は高いかもしれない。

(取材・文/井出尚志、高山恵[リーゼント])

週刊プレイボーイ43号(10月14日発売)「楽天の参入でポイント新時代に突入!ホントに得する『5大ポイントカード』はどれだ?」より(本誌では、さらに比較メリットを詳しく紹介!)