楽天が1日に「Rポイントカード」で提携先との“共通ポイント”サービスに参入、ますます激化するポイントカード市場。
Tカード、Pontaなど、ネット通販や店舗での買い物で貯まるポイントにはさまざまな種類があるが、その中でクレジットカード機能付きを検討するなら、どのポイントがお得なのだろう?
そこで、代表的なTポイント、Pontaポイント、楽天スーパーポイントの3つをピックアップ。クレジットカードにした場合のメリットを比較してみた。
『Tポイント』 カード名:「ファミマTカード」 クレジット決済:200円ごとに通常ポイント1ポイント+クレジット決済1ポイント チャージ:なし 公共料金:払える
『Ponta』 カード名:「JMBローソン」「VISAカード」 クレジット決済:・100円につき2ポイント、1ヵ月1000円ごと5ポイント チャージ:なし 公共料金:払えない
『楽天スーパーポイント』 カード名:「楽天Edyカード」 クレジット決済:100円につき1ポイント チャージ:200円につき1ポイント 公共料金:払えない
そもそも、TポイントとPontaはクレジットで支払いをすると獲得できるポイントが2倍になる。しかもPontaでは、1000円ごとに5ポイントがもらえるのだ。一日1回は必ずコンビニを利用するような人なら、これは案外大きいのではないだろうか。
仮に一度のコンビニ利用で500円使うとすると、500円×30日で1万5000円。1000円ごとに5ポイントだから、75ポイントもらえることになる。ちなみにこれは月ごとの計算で、使った金額は翌月に繰り越されない。
クレジット払いでのポイント増はないものの、Edyにチャージするたびにポイントがもらえるのが楽天カードだ。
獲得できるのは200円につき1ポイント。1万円チャージしたとすると、50ポイントにもなる。さらにEdyで支払うと200円につき1ポイント貯まる。これによって、ポイントの“三重取り”や“四重取り”も可能。試しにサークルKサンクスで1000円の買い物をしてみよう。
初めにEdyに1000円をチャージして5ポイントゲット。次にEdyで支払うが、サークルKサンクスはポイントプラス加盟店なので、通常の倍の10ポイントがつく。そして、ここでRポイントカードを提示すれば、通常ポイントの10ポイントも獲得。ここまででポイントの3重取りだ。
さらに、ここでちょっとした裏ワザ。スマホアプリの「楽天チェック」をダウンロードしておいて起動し、店内でチェックインすれば10ポイントがもらえる。これは、いわば来店ポイントのようなもの。何も買わなくてもポイントを獲得。これで四重取り。1000円の買い物をしただけで35ポイントが獲得できた。
共通ポイントが貯まるクレジットカードには提携企業が発行しているカードが複数あり、獲得できるポイントもさまざま。しかし、コンビニでのポイント獲得に限れば、Edy付き楽天カードが最強といえそうだ。
(取材・文/井出尚志、高山恵[リーゼント])
■週刊プレイボーイ43号「楽天の参入でポイント新時代に突入!ホントに得する『5大ポイントカード』はどれだ?」より(本誌では、さらに比較メリットを詳しく紹介!)