ハロウィンという名の秋のコスプレ祭りは、年を追うごとに大盛り上がり。今年は月末の金曜とも重なり、東京・渋谷のスクランブル交差点などは群衆に占拠され、サッカーのW杯日本戦でもなかったほど?の異様な光景を目にした人も多かったはず。
当然、ハロウィンを「チャラチャラした連中のイベント」と思っている人も少なくないだろうが、実際に街に出てみると、そのよいところもわかってくる。とにかく、仮装している女のコたちがかわいく見えて仕方ないのだ!
この高揚感は、雪山に行くと3割増しでかわいく見える「ゲレンデマジック」のよう。まさにあの現象と同じで、「非日常な服装」が女のコをかわいく見せてくれるのだ。
そして、女のコたちもいつもよりテンションが高くなっていてフレンドリーなので、話しかけやすいところもポイント。毎週末、クラブにいるというイベントプロデューサーによると、
「ハロウィンの醍醐味(だいごみ)は、女のコが普段しないような格好をして街を徘徊(はいかい)してるところ。しかも気分が高まってるから、ナンパの成功率も高い。声のかけ方も簡単で、相手の仮装について話しかければいいだけ。もちろん自分が面白い仮装をしているほどウケるし、女のコが勝手に寄ってくるから最高ですよ!」(25歳・DJ)
しかし、イケイケだけに危険度が増すことも確かで、女のコたちに実際に話を聞いてみると、セクハラの被害に遭ったコも少なくない。
「すごい凝った仮装をしている人がいたので一緒に写真を撮ってもらおうとしたら、思いっ切りお尻を触られて、人だかりができるほどの口論になりました」(20歳・学生)
「楽しいのはわかるけど、酔っぱらいが多いし、いつもより体を触ってくる人がかなり多い」(23歳・ゼネコン)
このように、女のコたちがいつもより露出度が激しい服装をしているので、勘違いしてしまう男どもも多かったようだ。実際、警察沙汰になったトラブルも報告された。
せっかく、みんなで楽しく仮装してはっちゃけられる秋の夜。すでに経済効果はバレンタインデー以上となったほど、すっかり定着した国民的イベントを台無しにするのは残念だ。紳士的な態度を決して忘れずに行動すれば、最高のパートナーにも出会えるかも…。
「行けばよかったー!」と思った読者は、オイタはなしで来年こそぜひ!
(取材/樋口大和)
■週刊プレイボーイ46号(11月4日発売)「今年のハロウィンはセーラームーンでいっぱい!」より