手馴れた手つきでするするっとコンドームの装着を実演した、みひろ 手馴れた手つきでするするっとコンドームの装着を実演した、みひろ

わずかに減りつつあるとはいえ、まだまだ罹患数も多い性感染症(性病)。そうした現状にコンドームとSTI(性感染症)に関する正しい知識啓発を目的とした「性のエチケット教室 ~コンドームとSTI サミット 2014~ in 三崎祭」が3日、日本大学経済学部学部祭・三崎祭で開催された。

同イベントは毎年12月1日の「世界エイズデー」を前にエイズ予防財団の後援でコンドームメーカーのオカモトが主催、三崎祭では3年連続になるという。そこに今年登壇したのは、元AV女優でタレントとして活躍するみひろ、ギャル漫画家でタレントの浜田ブリトニーほか赤枝恒雄(産婦人科医)、池内ひろ美(恋愛・結婚評論家)、吉野ママ(新宿2丁目ママ)、そして日大生のふたり。

最初のテーマは「コンドームをつかう人ってカッコイイ??」。避妊としての役割はもちろん、性病の予防のためにも必要なコンドーム。カッコイイというより付けるのが当然というのが一致した回答だが、赤枝先生いわく「街角のギャルに聞くと、モタモタ付けてると『もういいよ!』となる」そう。

そうした実例に対し、浜田は「女のコも付けてあげる練習すればいい」とマトモな提案。「あまり上手かったら引くんじゃない?」という疑問が出されると、「それもプレイにして、カワイくやったらアリなんじゃないかな。『今日は私が付けてあげるね』とか」と、みひろがフォロー。その笑顔で言われて断れる男なんているわけがない!

続いて、性病についての話へ。浜田は風俗店で働いている友達が店で性病になったそうだが、「わざわざうつしてやる!みたいな感じで、そのまま働いていた。だから、いつかかるかわからない」と警告。そうした例は少なくないのか、赤枝先生も「エイズに感染してしまった女性が世の中不公平だ、うつしまくってやるって帰っていた」と、冗談では洒落(しゃれ)にもならない恐ろしい話を紹介すると、刺激の強すぎる話に観覧者たちもさすがに引きつった顔を見せていた。

ややシリアスな雰囲気になった後は、「コンドームに期待すること こんなコンドームが欲しい!」というテーマでリスタート。数々の案が挙がる中で一番「確かに!」と納得したのは、吉野ママが発案した「付けたほうが気持ちいいコンドーム」。赤枝先生も「中にバイブを仕込むとか」と賛同したが、「それもいい。でも男性が先にイっちゃうんじゃないか」と吉野ママが返すと、会場の男性陣からは爆笑と苦笑いが入り混じった反応が。それでも付けて気持ちよくなれるコンドームなら、積極的に付けたくなるのもうなずける。どうなんでしょうか!? オカモトさん!

みひろのコンドーム装着実演!

 裏表をちゃんと確認し、「ここ押さえるんですよね」と空気が入らないようにしっかり先端を押さえて装着へ 裏表をちゃんと確認し、「ここ押さえるんですよね」と空気が入らないようにしっかり先端を押さえて装着へ

その後、みひろが0.01ミリという薄さのコンドーム「オカモトゼロワン」(未発売)を使い、装着のお手本を紹介。開封して中身を取り出すと、これまで静かに聞き入っていた観客たちからざわめきが発生。こんなかわいいコがコンドームを持つ姿を見たら黙ってられないのは仕方ない。男性器に見立てた棒に付けると「すごいゴムが柔らかい。下の“素材”の感触が感じれるくらい薄い」とコメント。こちらも当然、男子の羞恥心が刺激され、なんとなく気まずい苦笑いが漏れた。ちなみに、コンドームは皮の上から付けると戻って取れてしまう可能性があるそうだ。

今回のイベントは2日,3日の2日間で約500人が来場。3日は2割ほどが女性客で、感想を聞いてみると「楽しかった、あらためてコンドームの重要性を感じた」という声も。

「みひろさんのファンで来ました」という21歳の女性2人組にどんなコンドームが欲しいか聞いてみると、機能や見た目ではなく「2,3個入りのものが欲しい。特に初めてヤルときに箱が空いていたらイヤだ」と男には発想しにくい女心を吐露。その一方、「『オカモトゼロワン』ってサンプリングは見るけど、いつ発売するんでしょうかね」と、その脅威の薄さには興味津々だった。

(取材・文・撮影/週プレNEWS編集部)