元日本テレビアナウンサー、宮崎宣子。昨年、大手レコード会社勤務の男性との離婚を発表してから、「尽くしすぎて自爆しました」という“離婚ネタ”でブレイク中だ。
しかし本人はネタではなく、すっかり結婚生活にはこりごりの模様。その原因は、破綻した理由にあるのではないかーー? そこで彼女の大学の先輩であり、女装パフォーマーのブルボンヌさんに、その真相を探ってもらった。
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ブル 宣子ちゃん、早速だけど、どうやって結婚生活が終わっていったの?
宮崎 結婚直後はよかったんですけど、元ダンナさんが猛烈に忙しくなり、仕事の付き合いも増えていってしまったんです。平日は一日30分くらいしか会話できなくて。しかも、あるときカレが「オレ、壇蜜にハマってきた」ってポロッと言ったんですよ。壇蜜さんといえば、あの豊満なボディに色気。私とは正反対じゃないですか!
壇蜜さんに勝つには、もう胃袋をつかむしかないと思って。朝から大きなお弁当を作ったり、10種類くらい使った野菜ジュースを飲ませたり、そうやってどんどん尽くしていったんですけど…。
ブル うわ~、めんどくさい! それって「私、いい奥さんでしょ?」とアピールしているようなものじゃない? ただでさえ仕事で気を使うことが多いのに、パートナーにまでそんなふうにされたらいやがらせでしかないわよ。
宮崎 カレは穏やかで優しいし、サラリーマンだから生活も安定している。ステキな結婚生活を送れると思ったのになぁ。
恋愛も理性を取っ払って本能のままに
ブル それって、自分が「この人のことが好きだから一緒にいたい」じゃなくて、「この人は自分のことをずっと好いてくれるだろう」っていうことでしょ。
でも、実際は思ったほどラブラブじゃなくて、その状況がイヤだったわけで、別にダンナさん自体を欲しかったわけじゃないじゃん。
宮崎 …そ、そうかも。
ブル 結局、カタチや外見が大事なだけ。自分のためじゃなく、他人のために幸せを演じていたのよ、宣子ちゃんは。
宮崎 いや、やめて~! 確かに、人からどういうふうに見られるかを気にしていて、中身よりも外側のフレームを大事にしていたのかも。けど、今回の離婚で、そのフレームが崩れ落ちたわけじゃないですか。
ブル そうね。
宮崎 でも私、その中身に何もないんですよ。局アナ時代に結果を残してきたわけじゃないし、原稿を読めば噛むし、生放送番組に45分も遅刻したり…。私、何も残っていないんですよ!!
ブル でも、外側を追いかけ続けたら、何も残らなかったっていう結果が残ったじゃない。今は宣子ちゃんのようにフレームばかり気にする女が多いから、番組や講演でそれを伝える仕事をしたほうがいいわよ。ぶっちゃけキャラになって、恋愛も理性を取っ払って本能のままにいきなさい。そのほうがきっと楽しい人生を送れるわよ。
宮崎 ……はい。頑張れるかなあ(苦笑)。
(取材・文/高篠友一)