「結婚したいけど出会いがない」とはよく聞くセリフ。実際、幸せな結婚をした先輩たちは、相手をどこで見つけたのだろうか?
20、30代の既婚男性100人に聞いたところ、「結婚相手と出会った場所」の1位は「職場」(40人)と、2位の「合コン」(16人)を大きく引き離している。
一体、なぜ社内恋愛はそのまま結婚に至るケースが多いのか? 『社内恋愛の教科書』(あさ出版)の著者・片瀬萩乃氏はこう分析する。
片瀬「社内恋愛は、お互いをよく知ってから始まることが最大の理由です。毎日顔を合わせ、仕事中のさまざまな姿を見た上で相手を選んでいるため、そのままゴールインできるケースが多いですね」
つまり、職場での勝負は外見でなく内面が重要、かつ長期戦になるということ。では、どのような行動を心がければ職場で女性からの好感を得られるのか?
1)「女性目線」がキーワード
片瀬「まず絶対条件として挙げられるのは、女性を仕事仲間として尊重している姿勢を見せること。いまだに、男性のなかには『女に仕事のことなんて…』と思っている方も少なくありませんが、そのような態度をとる男性は社内の女性から確実に嫌われます。
そんななかで『女性目線の意見が聞きたいんだけど』などと女性に仕事の相談をできる男性は、好感を抱かれます。あくまで職場なので、狙っている女性にだけでなく、全員にそういった姿勢を見せることも重要です」
殺し文句は「睡眠不足?」
2)スキルよりも個を褒(ほ)める
また、仕事を褒めるときにもコツがあるようだ。
片瀬「女性は感情を大切にする生き物なので、『仕事が早いね』や『まとめ方がうまいね』などと技術を評価するよりも、『いつも助かってるよ』や『◯◯さんの資料レイアウト、好きなんだよね』など感情に触れる部分を伝えたほうが喜びが増しますよ」
3)ビジネス小物を巧みに使う
さらに効果的な技を教えてくれたのは、コラムニストの後田良輔氏。
後田「資料を返すときや缶コーヒーを差し入れする際、動物やキャラクターものなどの“かわいい付箋”を貼っておくだけで、女性に『デキる』『優しい』という印象を与えることができます。『ありがとう』とひと言直筆で添えるだけで、距離も一気に縮まりますので、ぜひ文具店で買っておいてください」
4)殺し文句は「睡眠不足?」
では、職場でプライベートな話題に踏み込みたい時は、どう切り出せばいい?
後田「『睡眠ちゃんと取れてる?』と聞きましょう。体調を心配する優しさを見せながらも、『ちょっと寝不足なんです』と返ってきたら『遅くまで何してるの?』と自然にプライベートの話題に展開することができますね」
5)ランチはアピールの場
さらに、こんな小賢(こざか)しいテクニックも!
後田「ランチに行く際、後輩を5人以上連れて出かけると“慕われている先輩”感を女性たちにアピールできます。ランチはおごる必要もなく、毎日続けても財布がダメージを受けないのもポイントです」
(取材・文/黄 孟志)