大好評につき、早くも2回目の開催となった『週刊プレイボーイ』主催の童貞向け街コン「童貞コン」

今回は、女子の目を見て話せない男子のためにアプリを使って交流する手法を採用したということで、女子を前にしながら携帯でやりとりする光景は奇妙であったが、そもそも異性に興味のない“絶食男子”は、こうした場に現れることもないという。

タレントでエッセイストの小島慶子が、世間の気になる話題に独自の視点で斬り込む!

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最近の20代は「絶食男子」だと話題です。童貞が多いってことらしい。恋愛やセックスへの能動性が低いのだとか。

そういや先日、超カッコいいデジタルアート作品を作っている、本人もエロカッコいいチームラボの猪子寿之(いのこ・としゆき)さんと話していたら「性欲は、猥雑(わいざつ)なものの中に美を見つける原動力」説を唱えていました。

確かに、性欲に限らず他者への渇望というのは一見、混沌(こんとん)とした不完全な世界の中に「すてき!」を見いだす力です。それこそがアート。

この「他者への渇望が低下すると雑然としたものへの耐性が低下する」という猪子仮説は、毛でも証明できると私は考えます。

最近は、女性の陰毛のお手入れはほぼ常識に。先日読んだ、石原さとみさんに憧れる某かわいい系女子雑誌の陰毛アンケートでも、大半の女性が自分で毛量と形を整えています。

しかし男性側の「理想の陰毛」の1位は「つるつる」。「もうあいつら、一本たりとも耐えられなくなってる!」という衝撃の結果です。

これを見て、鬼の形相でワックス脱毛するかわいい系女子が増えるでしょう。男性の草食化が進むほど、女性の風通しは良くなるという小島仮説です。

●小島慶子(こじま・けいこ)タレント、エッセイスト。30代の知人男性が「8年ぶりに彼女ができたが、恋愛の仕方を忘れている」と困っていたので、「DTマインドで『週プレ』を読むといいですよ」と勧めたところ、毎号読んでいる様子