渋谷で輝く巨大ビジョン。防水仕様であること、太陽光に負けない高輝度LEDであること、さらにその大きさで高価に

東京・渋谷などのビル壁面を飾る超巨大ビジョンは、画質も発色も圧巻だ。あんなやつがうちにも欲しいな…と思ったら価格も超ド級!

三菱電機など大手メーカーや専業メーカーが技術を尽くした横幅8m級ともなると、補機を入れて工事費込みで1億円の大台を突破。さらに数千万円はする放送調整室設備も必要となる。

さすがに個人では手が届かないが、幹線道路沿いのパチンコ店や飲食店などで見かける横幅2m級の台湾製プチ大型ビジョンなら、画質は劣るものの300万円台、1m級のプチプチビジョンなら100万円程度でも導入できる。

多くの場合、代理店との3年リース契約で保守管理、ループ放送する素材作成というフルパッケージスタイルだ。

ただし、自分で動画素材を作れるなら、リースアップの良品を数十万円で購入し自作の歌のPVを自宅の壁から延々とループ放映するなんていう荒技もできてしまう。

難点は、高輝度LEDの屋外ビジョンは消費電力も大きいこと。2m級なら、一日8時間放映で月額5万円程度の電気代は覚悟しておこう。

(取材・文/近兼拓史)