“憧れ”の店だったマックも、いまや客足が遠のいてしまっているのが現状

かつての栄光から一転、歯止めのかからない業績悪化に“崩壊”とまで言われるマクドナルド(日本マクドナルド)。しかし、アンケートをとってみると意外なことがわかった!

■9割近い人が元“マック好き”!

マクドナルドの凋落(ちょうらく)に歯止めがかからない! もともと長引いていた業績低迷に加え、一連の中国産の期限切れ鶏肉使用問題や異物混入問題の不祥事が重なり、さらに客足が遠のいている。

2014年12月期決算は、売上高約2223億円(前期比14.6%減)で、最終損益は当初予想を約48億円も上回る約218億円の赤字。今年に入っても1月、2月と売り上げ減が続いている。

あれほど人気だったマクドナルドが、なぜここまでの苦戦を強いられているのか? そして、もはや復活の目はないのか!

余計なおせっかいながら、マクドナルド大好きな週プレは、そのヒントを探るべく20代から40代の男女300人にアンケートを実施!

まず、「あなたは最近、マクドナルドを利用していますか?」という質問(詳しい回答結果は別掲のグラフを参照。以下同)。

やはり、注がれる視線は厳しい! 「よく利用する」は少数派で、「時々利用する」と「まったく利用しない」が47%、46%と拮抗(きっこう)する結果に…。

「まったく利用しない」派の代表的意見は次のようなもの。

「以前はよく利用したが、ナゲットの事件以来、利用していない」(48歳・女性)、「食への安全が不安だから」(24歳・女性)、「食材の問題や異物混入など、体に悪そうなイメージがついてしまった」(37歳・女性)

それ以外では「喫煙できなくなった」(47歳・女性)、「手軽な外食チェーンが他にも増えた」(35歳・男性)、「モスバーガーのほうがおいしい」(21歳・男性)といった回答が見られた。

そんなに愛されていたのか、マックよ!

また、「時々利用する」派の中にも、「前より行く機会は減った。いろいろ問題があったので」(37歳・男性)といった回答がチラホラ。事前の予想通り、一連の不祥事の影響の大きさを感じさせる結果となってしまった。

とはいえ、そんな厳しい意見を持つ人も、最初からマクドナルドに不信感を抱いていたわけではないだろう。そこで、次の質問は「あなたは以前、マクドナルドを利用していましたか?」だ。

結果は「よく利用していた」16%、「時々利用していた」70%の合計で86%! なんと、世の9割近くが“マクドナルド好き”だった!?

「カロリーも気にせず食べていました。おいしいものの代表格だった」(24歳・女性)、「今は時間潰(つぶ)しでたまに訪れるくらいですが、学生時代は彼女とのデートでも食べに行っていた」(29歳・男性)、「軽く食べたい時も、しっかり食べたい時もいろんなメニューを選べて便利だったから」(36歳・男性)、「『グラコロ』など期間限定メニューが出るたびに足を運んでいた」(35歳・女性)、「昔はマクドナルドで誕生パーティをする子もたくさんいた。まさに“憧れ”の店でした」(40歳・男性)

そんなふうに思い入れのある人がたくさんいるのだから、まだまだ復活の可能性は十分あるはずだが…。

(アンケート協力/アイブリッジ)

■『週刊プレイボーイ』14号(3月23日発売)「大好きだったマクドナルドのメニュー選手権!!」より(本誌では、さらにマック“復活の鍵”も調査!)