ミニ四駆の伝道師・MCガッツと写真にニコパチポーズの週プレNEWS・オブチ

現在、ミニ四駆をテーマしたマンガやムック本が発刊され、第三次ブームが到来中といわれる。

そんな大人から子供までユーザーが激増中のミニ四駆のイベント「ミニ四駆メディアミーティング」が開催。メインは、2015年度の超最新ミニ四駆情報の発表だったのだが、週プレ的に気になるのは併催されるメディア対抗のミニ四駆レース

今回のメディア対抗レースには総勢45名が参加し、初出場となる『週刊プレイボーイ』チームからは3名が参戦した。チームメンバーはこちら!

エンペラー世代の「週プレNEWS」スタッフ・直井裕太(2児の父、親子でミニ四駆三昧[ざんまい])、マグナム世代のライター・江上 生(えがみ じょう。ジャパンカップランカー)。そして同じくマグナム世代の「週プレNEWS」スタッフ、モハメッド・アズジン・ショウ・ケサラこと、略してオブチ(26歳・彼女いない歴26年の新品男子)。

【画像左】左から江上(ミニ四駆のセミプロ)、直井(親子でミニ四駆)、オブチ(26歳・新品男子)の週プレチーム 【画像右】ドライバーズシートにはウォーズマンが鎮座する週プレチーム・直井のマシン

全員、幼少時代からミニ四駆を嗜(たしな)む強者揃いの布陣となった。それでは、チームを代表してオブチから対抗レースへの意気込みを!

「みなさん、ミニ四駆をホビーだと勘違いしてますけど、これはモータースポーツです! なので我々は仕事中もミニ四駆をセッティングし続け、残業をしては愛車をニヤニヤと眺めていました。だって、我々はレーサーですから!」

オブチ、仕事しろッ!

対抗レース前には、各車のビジュアルを競い合う「コンクールデレガンス」も開催。速さのみを追求し、ビジュアルは興味なしの週プレチームは不参加

ヤンジャンの先生を撃破!

ではでは早速、レースの模様を! まず、始めに登場したのは直井。その対戦相手はイキナリのボスキャラが登場。オトナたちがミニ四駆にごりごりにハマっていく姿を描いたマンガ『二ツ星駆動力学研究所』(集英社刊・第3巻が好評発売中!)の作者である『週刊ヤングジャンプ』チームの林健太郎先生。

スタートと同時に若干出遅れた直井のマシンですが、レース中盤で林先生のマシンがまさかのコースアウト。若干、スピードに乗り過ぎながらも直井が完全勝利! 重要なことなので繰り返します。ミニ四駆をテーマにしたマンガ『二ツ星駆動力学研究所』(集英社刊・第3巻が激好評発売中!!)の林健太郎先生を撃破ですっ!

続いて、週プレチームから登場したのは江上生。ジャパンカップのランカーだけに、これは優勝に大期待! …と思ったら、まさかの1回戦敗退。マシンセッティングが決まらずにコースアウトでリタイヤすることに。

そして、「江上さんの無念は俺が晴らします!」というオブチが登場。前日からマシンを仕上げてただけに圧倒的な安定感で初戦を難なく突破する。週プレチームは直井、オブチともにセミファイナルまで進出した。

セミファイナル1戦目では再び直井が登場。相手は昨年優勝のOK Waveチームとジャパンカップのメディア対抗レースでの優勝経験もある超強豪のワンダードライビング。完全に死のブロックとなった戦いは?

レースは1週目で昨年優勝のOK Waveがコースアウトでまさかのリタイヤ。スタートと同時に直井が出遅れるもワンダードライビングチームを追走する直井マシン。しかし、2週目でコースアウト。ワンダードライビングチームが決勝進出することになる。

セミファイナル2戦目にはオブチが登場。「本大会で一番安定した速さのマシン」(江上)との評価通り、まったく危なげなくセミファイナルを突破する。

【画像左】レース中にも細かいセッティングを繰り返す週プレチーム 【画像右】バンピーなコースでコースアウトするマシンが多いが、オブチのマシンは抜群の安定性を誇っていた

集英社勢がまさかのアクシデント

決勝スタート直前、緊張のあまり表情が国際的指名手配犯状態になっている本名モハメッド・アズジン・ショウ・ケサラこと、略してオブチ

そして、いよいよ決勝戦。出走するのは週刊プレイボーイ、週刊ヤングジャンプ、小学館集英社プロダクション、メディエーター、ワンダードライビングの5チーム。「週プレ」、「ヤンジャン」、「小プロ」という神保町勢3チームが決勝へ進出し、モータースポーツにおいての有能っぷりをアピールしてますが?

決勝レースは各車一斉に好スタート。その中でリードするのは、セミファイナルで直井を破ったワンダードライビング。「週プレ」オブチのマシンも2位をキープしてトップを追い上げるが!? ここで大惨事が!!

コースアウトしたヤンジャンチームのマシンが週プレチームのマシンをブロックしてしまい、追い上げが不可に…。有能だったはずの神保町勢が自爆して、後続も団子状態という大荒れの展開。一方、ワンダードライビングチームは安定しすぎな走りでチェッカーフラッグを受ける。優勝はワンダードライビングチーム。週プレチームは準優勝! そして小学館集英社プロダクションが3位という結果に終わった。

週プレチームは初出場ながら準優勝という超ド級の大健闘。ではオブチ、今回、準優勝になったポイントは?

「正直、優勝以外は考えてませんでしたから、準優勝とはいえ事実上の完全敗北です。ただ、準優勝を獲得できたポイントをあげるなら、中二病を完治させずに少年の心をキープし続けたことですね。今のメンタルなら、ポケモン大会に出場しても優勝できると思います! なので今後は、モータースポーツ選手兼ポケモントレーナーとして精進していきます!」

オブチ、仕事しろッ!

メディア対抗レース入賞者。3位の小学館集英社プロダクション・五十嵐氏(右)、2位の週刊プレイボーイ・オブチ(左)。そして1位のワンダードライビング・野間氏(中)

メディア対抗レースを出走した週プレチームのマシン。ウォーズマンやミート君のフィギュアを乗せて空力は無視した週プレ仕様のマシンだ

現在、おっさん世代に大人気のミニ四駆マンガ『ハイパーダッシュ!四駆郎』に登場する「シューティング プラウド スター」の発売が決定。詳細は5月14日から開催される「静岡ホビーショー」で発表です!

(取材・文/週プレNEWS編集部 撮影/下城英悟)