ペッティングの伝道師として映像作品で活躍中のセクシー女優、川上ゆうさん

セクシー女優として活躍し、数々の名男優のペッティングを経験したきた川上ゆうさん。そんな彼女が理想とするペッティングとは?

若者がペッティングをしなくなっていると問題視されている昨今の性事情もある中、正しい在り方を聞いてみた。

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アダルト作品では男優さんの派手なテクニックで女優さんがすごく感じているシーンをよく見かけます。でも、プライベートなセックスではそこまで複雑でオーバーなペッテイングは必要ありません。それよりも確実にひとつずつ焦らずにやってほしいのです。

例えば、「キスをしながら胸を触る」人は多いと思いますが、「何かをしながらもうひとつのことをする」のは女性にとって展開が早すぎて、心の準備ができていない場合が多い。

キスをするならキスだけで十分。ただ、そのキスをゆっくりねっとりとやってもらいたい。そのほうが安心するし感じるんです。

そしてキスが終わってもすぐに胸にいかずに一度、体を包み込むように抱き締められたほうが女性は嬉しい。そういう余裕が体を解放させて敏感にさせます。これは派手なテクニックで見せ場をつくるアダルト作品とはまったく逆ですね。

それから、女性は服を脱がされる時が一番ドキドキするし、すごく濡れる瞬間なんです。だから、その雰囲気を壊してほしくない。

よくあるのが、服を強引にガーッと脱がせようとする人。首まわりが狭い服を着ていたら顔がこすれてファンデーションがつくし、つけまつ毛が取れる心配もある。

だから、服はゆっくり丁寧に脱がせてほしいんです。そして、その時に耳元で「脱がせてもいい?」などと囁(ささや)けば、女性も自分で袖から手を抜くなど手伝ってくれるはずです。

手マンよりクンニが大事!

ちなみに、どこかで覚えたテクを試してみたいのか、しつこく手マンをする男性が多いですが、実は「手マンはしなくてもいい」という女性がほとんどです。

指は硬いし、爪が伸びてることもあるし、はっきり言って手マンは痛い。それよりもク●ニをしてもらったほうが痛くなくて気持ちいいし愛を感じます。手マンテクを勉強するよりク●ニテクを身につけたほうが喜ばれるでしょう。

ク●ニで大切なことは、顔でアソコ全体を隠してあげること。見せつけるようにされると女性は恥ずかしいんです。また、音も立てないほうがいい。音を立てるのはアダルト作品用です。このへんも大きな差かもしれません。

最後に「今日はセックスしてもいいかな」と思っている女のコの見分け方を教えます。

ディナーを食べた後、女性はメイクを整えるため化粧室に行くはずです。そして、メイクを直して帰ってきた時にセックスをイメージしている女性は、リップをしっかり塗ってきません。しっかり塗ってしまうとキスをした時にリップが崩れるからです。

また、男性のシャツなどにつけてしまうこともあるからです。ピアスをさりげなく外してきたら、それもOKサインのひとつです。ピアスは取れやすいので、それを外すということは激しい動きをしてもいいように準備しているからです。そのへんを女性はちゃんと考えているんですよ。

女性はとにかく、ゆっくり優しくされるのが大好きです。アダルト男優さんのような派手なテクニックはいりません。単純なことですが、それができると、かなりペッティングの上級者になれると思います。

川上ゆう1982年生まれ。身長150cm、B85 W59 H86。自身が監督・出演をしたDVD『女が教えるスローペッティング&SEXテクニック』(SOD)が話題のカリスマペッティング伝道師。最新情報は【川上ゆう公式ブログ】で!!

(取材・文/村上隆保 池野佐知子 鈴木えみ 撮影/佐賀章広)