
ああ、疲れた…。喫煙所で一服するか、と席を立ち振り向くと、突然「こんにちわ―」と黄色い声をあげて、ミニスカートでお腹を出したお揃いのユニフォームの女のコがふたり、編集部に入ってきた。
かわいいレディに挨拶されたら、男として「週プレNEWS」のライターとして無視して出て行くわけにもいくまい。
煙草を吸いたい気持ちもどこかへすっ飛んで、「なんですかー」とヘラヘラ顔で応対すると「新商品のプロモーションでやってまいりましたー」とのこと。え? 街中の喫煙所なんかにいると、時々見かける、例のヤツ?
「そーでーす! 本日は5月11日に発売された『ラーク・トロピカル・アイス・メンソール』をご紹介しようと思いまして、こうして出向いて参りましたー。お試しになってみませんか?」
お試しになってみませんかって…ここ禁煙ですけど。
近頃はどこへ行っても禁煙が当たり前。新しいオフィスビルは全館禁煙がほとんどで、少し前までは設置されていた喫煙室すら廃止される始末だ。
愛煙家たちは屋外の喫煙所(それも大抵は裏口の狭苦しいスペース)までわざわざ足を運び、身を寄せ合いながら一服するしかない。夏は暑いわ、冬は寒いわで、こんなことならいっそタバコをやめてしまおうか、と考える人も増えてきているようだ。
週プレNEWS編集部も当然、禁煙。しかし幸いにも、同じフロアに小さな喫煙室が設けられている。そこならいいんじゃないのかとお誘いしてみると…、
「近くにLARKのキャラバントラックが来てるんです。せっかくですから、そこまでいらしていただけませんか?」
え? いま仕事中ですけど。わざわざ出向いてまでプロモーションされるなんて、聞いたことないですけど。
「まあまあ、そうおっしゃらず。キャラバントラックの中ではちょっとした演出も見られますから」
ということで、ふたりのかわいさと強引さに抵抗できなかった記者。仕事中にも関わらず、連れていかれる…。
美女ふたりにお願いされ、“キャンペーンされに行く”記者。でも実はちょっと嬉しい
美女に連れて行かれたのは?
キャラバントラックの中はトロピカルな雰囲気。早速、一本いただいて吸ってみる。
『ラーク・トロピカル・アイス・メンソール』の売りは、その名の通り、トロピカルで爽快な香りが味わえる新感覚のメンソール。
フィルターの中に「トロピカルアイスカプセル」が入っていて、このカプセルをつぶせば、-22℃氷結製法でミントの旨みを最大限に引き出すトロピカル爽快フレーバーが口いっぱいに広がるという仕掛けだ。
「カプセルをつぶす時は、『トロピクラッ~シュ!』と叫んでくださいね」
彼女たちは居酒屋などに突如出没することもあるという。街のどこかで出会ったら、一緒に「トロピクラッシュ!」と叫ぼう。
いやー、なんですかそれー。なんか恥ずかしいんですけどー、とか言いつつ「トロピクラッ~シュ!」と叫びながらブチッとつぶし、吸い直してみる。
なるほど確かにトロピカルな香りが…。こりゃあ、イイ。まさに南国気分!
すると、女のコがiPadを取り出した。なにやらピラミッド型の不思議な箱を上にかざす。…と、ピラミッドの中でカプセルがクラッシュして、爽やかなイメージ映像がホログラムで映し出されたではないか。その相乗効果で爽快感はさらにUP。
ホログラムにはクラッシュの爽やかなイメージが! 南国気分いっぱいのキャラバンカーがいつどこに出没するかは未定
ちなみに『ラーク・トロピカル・アイス・メンソール』は5mg KSボックスと1mg 100ボックスの2種類。ともに420円と価格もお手頃。
今なら「与論島で過ごす夏休み4日間」が当たるキャンペーンを実施中で、パックフタ裏のコードを集めれば様々なバケーション・グッズも当たるらしい(応募締め切りは7月5日)。もちろん、成人喫煙者なら誰でも応募は可能。
もうすぐ夏だし、この際メンソールに替えてもいいかな、仕事の合間の一服にも最適だな……仕事? あ、オレ仕事中だしー! 編集部に帰らなきゃ!
「お仕事、頑張ってくださいねー」
黄色い声で見送られる、オレ。トロピカルで女のコの声援付き。もちろん帰りはひとりぼっちだったが、そんな喫煙所が社内にあれば…と思わずにいられない。
以上、“LARKキャンペーンレディ記者お持ち帰り事件”のリポートでした。しかしなんちゅうか、長い一服だったな、おい。
(取材・文/週プレNEWS編集部 撮影/五十嵐和博)