『週刊プレイボーイ』で好評連載中の『婚活廃人』が、ついに連載100回を突破!
およそ100回の婚活に挑んだ彼らが反省の意味も込めて、過去の婚活を振り返ることに!
メンバーはセカンド童貞で女性恐怖症の小心者、週プレ編集者・トダ(30歳)。彼女いない歴=年齢、鉄オタ兼アイドルオタという本格派廃人のライター・セキネ(38歳)。童貞のマザコン、極度の潔癖症のため彼女がつくれない元週プレアルバイト・オブチ(26歳)。剛毛のセカンド童貞、コンプレックスの塊でかなりの女性不信という週プレ編集者・ヤノ(30歳)。
まずは、婚活で負った傷の数は日本一であろう男たちが選ぶ「ツラかった婚活ワースト3」から。審議の結果、3位にランクインしたのは…恋愛映画鑑賞後に街コンを行なう「シネコン」!
ヤノ「コテコテのラブストーリーを見せられても共感できないんだよね。なのに『感動して涙が…』とか言ってくる女のコと感想を語り合わなきゃいけないんだからツラかった。俺と同じ感性の女がいればよかったけど」
映画を見た後に行なわれる街コンだけあって、会話のほとんどはその内容について。自分に合わない映画だったらちょっとツラいかも…。
続いて2位は、W杯期間中にスポーツバーにて開催された「サッカー観戦コン」。
トダ「あの人口密度じゃ婚活も何もないですよね。試合が始まったら会話も不可能」
オブチ「応援歌を合唱し始めたときはキツかったっす。リア充が集まる場は自分らには無理っすよ」
1千人超が会場にすし詰めだったイベント。サッカーファンは試合に集中するので「観戦×出会いのコラボ」はちょっと無理があった。
そして1位は友達や恋人が欲しい男女が毎夜集まってくる「オフ会バー@新宿」。
オブチ「別格でツラかったですね。もはや常連客のたまり場と化してました。毎日来てるらしいヤンキーがボス面して仕切っていたので…」
トダ「大学生の新歓みたいなコールも発狂しそうでした」
オブチ「女性客もピアスだらけだったり谷間見せてたり、下品!」
出会いの場というよりも、常連の多い飲み屋という点で残念ながら婚活には不向き認定ということに!
ツラかった婚活第一位は?
とまぁ、ダラダラグチをこぼすのは簡単。なので、ここからは前向きに「行ってよかった婚活」をご紹介!!
オブチ「本気出せばヤレた日もありますよね」
と言う彼のオススメ婚活3位は…自らのために企画した「童貞コン」。
オブチ「参加男性が全員童貞なんで、安心して戦えましたね。女性も童貞好きばかりということで、恋愛につながりそうな気配はビンビン。ただ、遊び感覚で奪われるのがイヤで、逃げ腰になっちゃいましたけど」
セキネ「俺はギャルに『どうせ素人童貞でしょ?』って言われて撃沈したけどね」
2位は街コン発祥の地、栃木・宇都宮の「宮コン」。栃木県中から人が集まってくるとのことで、参加者数約2千人、参加店舗は20以上という大規模イベント。
オブチ「男だけでなく、女性もかなりの割合で車で来てるんで、お酒を飲むと必然的に朝までコースになるんす。帰れなくなった男女がすることなんてひとつですよね!」
トダ「実際、車の中でイチャついてる男女もいましたね」
オブチ「僕たちも女性ペアをカラオケに連れ込んだんで、ヤッたようなもんす!」
“車文化”のある地方の街コンは狙い目!?
栄えある「行ってよかった婚活」1位は?
そして、栄えある1位は…25種類以上の日本酒を飲み比べしながら男女交流ができる「宮城の酒コン」!
オブチ「日本酒を飲み比べしに来てる時点で、女性も飲む気満々っすから。途中からみんな酔っぱらって会話がスムーズに進むんですよ!」
トダ「日本酒女子増えてますもんね。日本酒バルも女性でいっぱい。でも、そういう場所だと声はかけにくいですから…。出会いの場と日本酒のコラボはよかったです」
ちなみに、惜しくもランクインは逃したが、アラフォーのセキネ視点で最も気に入った婚活の場は?
セキネ「30歳未満立ち入り禁止の『相席居酒屋@赤坂』! 若い男を敵にしなくてすむのは助かる。それに照明が暗いのもナイス。アラフォー女性でもかわいく見えたね」
とのこと。これからも、廃人たちの婚活は続く!
(取材・文/黄 孟志)