念入りなシャンプーとドライにあわせ、スカルプケアグッズも活用して頭皮をいたわろう! 念入りなシャンプーとドライにあわせ、スカルプケアグッズも活用して頭皮をいたわろう!

ギラギラと頭皮に照りつける紫外線、汗でベタベタな髪の毛…。頭皮ケアといえば乾燥しがちな冬場というイメージだが、実は夏の頭皮も危険がいっぱいなのだという。

そこで夏場の頭皮トラブルを予防し、健やかな頭皮環境を保つための方法を頭皮事情に詳しい瞳工房の村上寿昭(ひさあき)氏に聞いた。

■放置すると怖い! 夏の頭皮トラブル

「肌は日焼けすると赤く、火傷(やけど)のようになりますが、実は頭皮も同じです。特に、短髪や薄毛の男性は紫外線の影響をダイレクトに受けやすく、頭皮は火傷で乾燥し、枯れた畑のように。そして硬くなった頭皮は、毛根が根を伸ばすことができず、髪が細くなって薄毛の原因となってしまいます。

さらに、夏は汗や皮脂の分泌がさかんになる季節。これらが角質となって毛根の根元に白く固まり、毛穴をつまらせることに。そうすると薄毛の原因になるばかりか、雑菌やムレにより皮膚環境が悪化し、臭いの原因にもなります」(村上氏)

■脂がひどい時は“2シャン”を

「皮脂の分泌が多くなると、1回のシャンプーではなかなか泡立ちません。泡立ちが悪いと感じたら、軽く洗い流してからもう1回シャンプーする『2(ツー)シャン』がオススメ。泡がたったら皮脂が流れたという証拠です。

また、シャンプー前にお湯で十分に汚れを浮かしたり、いつもよりシャンプーの量を増やすのも効果的。マッサージするようにゴシゴシと汚れを落とし、頭皮環境を清潔に保ちましょう。特に汗をかきやすい後頭部、脂が出やすく臭いの元となる耳の周りもしっかりと。すすぎはため水ではなく、シャワーで十分に流してください」(村上氏)

 これくらいたっぷり泡がたつとOK。特に汗をかきやすい後頭部は念入りに これくらいたっぷり泡がたつとOK。特に汗をかきやすい後頭部は念入りに

■臭いの原因にもなる自然乾燥はNG!

「もうひとつ大切なのが、きちんと乾かすこと。特に男性は「暑いし、すぐ乾くから」と濡れたまま寝る人もいますが、絶対にご法度(はっと)です。湿度により頭皮に菌が繁殖し、臭いの原因に。7割乾かして、後は自然乾燥とか、タオルを巻いてそのままTV…などもNG。

タオルドライの後、ドライヤーで髪の根元から毛先までしっかりと乾かしましょう。この時、熱のこもった洗面所だとせっかく洗ったのに汗をかいてしまうので、できればクーラーの効いた部屋でドライするといいですね」(村上氏)

頭皮ケア専用のドライヤーも!

■試してみたい! 頭皮ケアアイテム

このように、夏の頭皮ケアの基本は念入りなシャンプーと完ペキなドライにあることがわかった。さらに、それだけでは心配…という人は、頭皮ケアの便利グッズも合わせて活用してみよう。

●スカルプドライヤー (スカルプドライヤー ヤーマン 18,000円+税)

 頭皮をやわらかく揉み流す「スカルプヘッド(大)」と、頭皮を刺激しながら振動で育毛剤を叩き込むスカルプヘッド(小)の2種類の振動ブラシつき。遠赤外線で優しく頭皮を温める 頭皮をやわらかく揉み流す「スカルプヘッド(大)」と、頭皮を刺激しながら振動で育毛剤を叩き込むスカルプヘッド(小)の2種類の振動ブラシつき。遠赤外線で優しく頭皮を温める

理想的な頭皮を育むことを目的に作られたドライヤー。熱風で髪の表面のみを乾かすのではなく、遠赤外線と低温風で頭皮をじんわり温めることでしっかりと乾燥させる。また、スカルプヘッドが振動して頭皮を刺激。育毛剤が届きやすくなった頭皮にヘアトニックなどをつけることで、しっかりと頭皮の角質層まで浸透させる効果がある。

「遠赤で頭皮をゆるめてあげるのはいいと思います。通常は育毛剤をつけたら人間の手でマッサージして揉(も)みこみますが、人間の手の動きはたかがしれています。これだけ振動がスゴイのはマシンならでは。ドライヤーと一体型なのも便利ですね」(村上氏)

 遠赤温風で髪の根元からしっかり乾かす。気持ちよい振動で揉み流し。育毛剤をつけてから使うと、角質層まで浸透しやすくなる! 遠赤温風で髪の根元からしっかり乾かす。気持ちよい振動で揉み流し。育毛剤をつけてから使うと、角質層まで浸透しやすくなる!

シャンプーブラシや頭皮用UV

●スカルプシャンプー (ウルオス薬用スカルプシャンプー 大塚製薬 300ml 1500円+税)

 臭い対策と頭皮ケアに! 臭い対策と頭皮ケアに!

頭皮の臭いを防ぎ、健康的な頭皮環境に整えるシャンプー。泡立ちがよく、メントール配合でさっぱりとした洗いあがり。

「頭皮にやさしいアミノ酸系のシャンプー。ドラッグストア商品の中では価格が高めですが、いいシャンプーはそんなに安くは作れません。石油系の安価なシャンプーは要注意です。特に30代以降はそれなりの価格、品質のものを使ってほしいですね」(村上氏)

●育毛剤を塗るヘアブラシ (GATSBYスカルプケアブラシ 池本刷子工業 オープン価格[実勢価格 1400円前後])

 銀色のボール部分から育毛剤が出てくる。瞳工房で使っている育毛剤は直付けタイプ(ロレアルプロフェッショナル パリ セリオキシル デンザーヘア) 銀色のボール部分から育毛剤が出てくる。瞳工房で使っている育毛剤は直付けタイプ(ロレアルプロフェッショナル パリ セリオキシル デンザーヘア)

今使っている育毛剤を入れ、頭皮の気になるところに直付けできるブラシ。ブラシ内部に内蔵されたロールオンボトルから育毛剤が出る。普通のブラシとしてマッサージや整髪も1本でOK。

「薄毛が心配な人は、しっかり洗って毛穴の汚れをとった後に育毛剤をつけましょう。このとき、育毛剤は髪の表面ではなく頭皮にキッチリつける必要があります。スプレータイプだと表面にしかつかないので、私たちの店では直付けタイプを使っています」(村上氏)。このブラシを使えば、手持ちの育毛剤を効果的につけられる。

●頭皮にも使えるUVスプレー (ビオレさらさらUVパーフェクトスプレー 花王 オープン価格[実勢価格690円前後])

 アウトドアや長時間の外出は頭皮の紫外線もケア! アウトドアや長時間の外出は頭皮の紫外線もケア!

「もともとヘアは弱いところを守るために生えているから、熱にさらすべきではありません。サーファー用品では、頭皮用の日焼け止めクリームもあります」(村上氏)とのことだが、ドラッグストアでも髪や頭皮にも使える日やけ止めスプレーを発見。SPF50+ PA++++で強力な紫外線をカット。

●シャンプーブラシ (サクセス頭皮洗浄ブラシ 花王 オープン価格[実勢価格720円前後])

 頭皮をしっかりマッサージできる 頭皮をしっかりマッサージできる

シャンプー時に使うマッサージブラシ。指では落としにくい毛穴の汚れを落とし、血行促進する。ブラシの硬さは「ふつう」「やわらかめ」の2種類。「こういったブラシを利用し、血行を促すのも効果的です」(村上氏)

これで、高温多湿な今年の夏も怖くない。正しい頭皮ケアで、猛暑をさわやかに乗り切ろう!

●村上寿昭(むらかみ・ひさあき) 東京・恵比寿の美容室「瞳工房」店長。渋谷、原宿の大手サロンに8年勤続。29歳で渡仏し6年間、ヘアーメイクを学んだ後、2000年5月に瞳工房を立ち 上げる。“再現性の高いヘアーを作る”をモットーに、ショートからロングまで次の日から形になるヘアースタイルを提案

(取材・文/週プレNEWS編集部 撮影/五十嵐和博)