編集長から預かった１万円を持ちミニストップに向かうと、目に飛び込んできた「人生を狂わせないクジ ドリームミニ１万円」のポスター…こんにちは！ ライターのケンジパーマ（天然）、３０歳です。
最近、仕事がなく、金もなくなってきたので思い切って「週プレＮＥＷＳ」編集部に営業に行ったら、嬉しいことに早速お仕事をゲット！ 編集長直々の「１万円渡すから、みんなの分のアイス買ってきて。お釣りは返してね」とのありがたいファーストミッションが下った（パシリとは言わせない）。
編集部のある東京・神保町界隈は古書店やカレーの名店がひしめく街として有名だが、コンビニも激戦区。しかし、ここはコールドスイーツが充実しているミニストップっしょ！と、近くの店舗を訪れると「人生を狂わせないクジ ドリームミニ１万円」…なんてポスターが。何、人生を狂わせないって？
ふむふむ、なんだスクラッチクジじゃないか！ しかも３億、６億とか言っているこのご時勢に、当選最高額１万円ってショボすぎんだろ！！ とツッコミつつ、このリアルな金額が、逆にそそる…？ よーく読むと、税込み７００円の買い物につき一等１万円、二等３千円が当たるスクラッチクジ（もちろんハズレもある）か無料商品引換券を１枚引くことができる、とある。
ちょうど軍資金が１万円あるし、これは断然やるしかない！ 何を隠そう、僕は元ミニストップの深夜バイト出身。ミニストップの考えていることなど、大体お見通しだ。一等１万円はゲットしたも同然である。
とりあえず１万円分のアイスを購入。これでクジが１４回引ける、と。…で、まずは、お得意の買収工作から。あのー、もし１万円当たったら、このアイス半分差し上げるんで、ちょっとでいいので中を見せていただけませんかね？（最高の笑顔で）
店員さん「申しわけございません。それはちょっと……」
…ですよね（苦笑）。では早速、１枚引かせていただきますっ！ と、マジ？ １枚目からいきなりビールの無料商品引換券が！ これは幸先が良い。きっとお盆にご先祖様のお墓をキレイに掃除したご利益に違いない。
続けてその後も引いていくと、無料商品引換券５枚（ビール２本、コーヒー１本、水１本、あずきバー１本）と９枚のスクラッチクジを引き当てた。
“ノーリスクローリターン”なのか？
さて、後は９枚のスクラッチクジの“正体”がなんなのかってこと。この９枚の中に一枚でも一等１万円が入っていれば、僕ちん大勝利ってわけだ。つーか、この流れからすると１本くらい入っていてもおかしくはない。最悪、二等３千円くらいお情けで入れてくれてるはず…。
はやる気持ちを抑えて、店内のイートインコーナーに移動。そしておもむろに、９枚のスクラッチクジをこすってみた！
セイッ！！ セイッ！！ あら？ セイッ！！ あらら？ セイッ！！ あららら？
……こすれども、こすれども、結果はすべて同じ。見事なまでに全部ハズレてしまった…惨敗である。とはいっても、５枚の無料商品引換券の金額を足すと、１千円程度。１０分の１バックがあると思うと、実は“ノーリスクローリターン”なのかもしれない。
ちなみに店員さんによれば、全国で総勢２２５９人に現金が当たる（それは多いのか？）計算になるそうだ。今回は僕が外しまくったので、誰かが当たりを引く確率は上がったはず。もし近くにミニストップがあったら、ぜひ代わりにリベンジを果たしていただきたい。（このスクラッチクジは8月27日までの予定だが、店舗ごとに抽選券がなくなればその時点で終了するそう）
Ｐ．Ｓ人生を狂わせないクジなのに、１万円分もまるまるアイスを購入し「誰がこんなに買ってこい言うたんや…」と編集長が低音ボイスで額に青筋…これ最後のお仕事かも…？ 人生変わってまうやん…！
（取材・文／ケンジパーマ）