看板前で記念撮影するカップルもいた!

『週刊プレイボーイ』本誌で好評連載中の『婚活廃人』ーー。

メンバーは童貞、極度の潔癖症のため彼女がつくれない元週プレアルバイト・オブチ(27歳)。セカンド童貞で、女性恐怖症のデブ・週プレ編集者トダ(31歳)。彼女いない歴=年齢、鉄オタ兼アイドルオタという本格派廃人・週プレライターセキネ(38歳)。剛毛、セカンド童貞、コンプレックスの塊という週プレ編集者ヤノ(31歳)。

今回は、18歳未満入場禁止の『春画展』に、なぜか若い女性が殺到しているとのこと。

トダ「芸術ですからね…おしとやかな歴女が集まってる気がします。出会いのチャンスでは!」

そこで土曜15時、会場である目白台の永青文庫を訪れると…。入り口の看板前で、すでに女性たちが記念撮影の順番待ちをしている! 写真を撮ってあげることを口実に話を聞いたのは女子大生ペア。

トダ「やはり、歴史に興味があるんでしょうか?」

女子大生「いえ、単純に昔のエロい絵ってどんなのだろうと(笑)。結構、笑えるって聞きましたし。美術鑑賞なんて人生初です!」

そう話しながら、撮った写真をソッコーでSNSにアップしている彼女。

女子大生「結構、周りから反応がありそうでワクワクします(笑)」

つい誰かに話したくなる「エッジのきいた芸術」というキャッチーさが、普段はアートや歴史に興味を持っていない若い女性を集めているひとつの要因のようだ。

トダ「(……記念撮影してるのはただのミーハー女のようですな)」

真の歴女を探すため、チケットを購入し、入場すると…館内は大混雑の大渋滞! すべての作品を見るためには、列に並んで2時間以上かかるという状態。

オブチ「確かに女性が多いっすね」 男女比は4:6で女性多数! 若い女性ペアが多く目につくが、中には体を密着させながら鑑賞しているカップルも。人口密度が高いこともあり、春画だらけの会場は妙な熱気に包まれている。

性に奔放な女性たちなのか…

では、肝心の作品は?

オブチ「想像以上に生々しいっす」

モザイクなしで描かれている女性器にたじろぐ廃人。その一方で、周囲の女性たちは、大胆に男性器が描かれた作品に顔を近づけ、「でかくない!?(笑)」などとコメントをしている。さすがにここへ足を運ぶだけあって、エロに対する抵抗があまりない女性が多そう。

オブチ「なんか想像以上に軽い女が集まっていてガッカリっす…」

そんな中、真剣な表情でじっくりと解説文を読む女性を発見! 目をつけたオブチが鑑賞後に出口で声をかけると、24歳の中学校教師とのこと。春画展の感想は?

教師「江戸時代の女性があんなに性を自由に楽しんでいたとは知らなかったので、興味深かったです」

歴女な回答! さらに…。

教師「自分ももっと肉食になれたらなと思いました(照)」

彼氏もいなさそうだ!

オブチ「ちなみに、エロに対する抵抗はないんすか?」

教師「うーん……。そりゃ、自分もそういうマンガや動画を見ることはありますしね…」

欲求不満なことも発覚!? これは童貞を奪ってもらうチャンス!!とたたみかける。

オブチ「好きな男性のタイプは!?」

教師「力士が大好きなんです? 春画に出てくる男性のちょんまげにも萌えました(照)」

究極のソース顔、オブチはアウトオブ眼中のよう。歴女のハイレベルな趣味を尊敬しつつ撤退する廃人であった。

今週の廃人の嘆き若い女性の大半は、“話のネタ”感覚で来場中。エロに抵抗の薄いタイプであることは間違いなさそう。真剣に春画鑑賞している女性は、変わった性癖を持っている!?