ラグビー人気は本物！ でも会場は若い「ラグ女」が少なめの印象
『週刊プレイボーイ』本誌で好評連載中の『婚活廃人』ーー。
メンバーは童貞、極度の潔癖症のため彼女がつくれない元週プレアルバイト・オブチ（２７歳）。セカンド童貞で女性恐怖症のデブ・週プレ編集者トダ（３１歳）。彼女いない歴＝年齢、鉄オタ兼アイドルオタという本格派廃人・週プレライターセキネ（３８歳）。剛毛、セカンド童貞、コンプレックスの塊という週プレ編集者ヤノ（３１歳）。
日本代表の活躍により人気沸騰中のラグビー。今月開幕した社会人ラグビー・トップリーグの試合会場にも女性ファンの姿が増えているという。
オブチ「とりあえず五郎丸ポーズしとけば仲良くなれそっすよね」
果たして、ラグビー観戦で出会いはあるのか！？ 土曜１４時、廃人たちが東京・秩父宮（ちちぶのみや）ラグビー場を訪れると、小雨にもかかわらず、屋根のない席を含めて自由席はほぼ埋まっている状況。だが、若い女性は…１割程度といったところ。
トダ「話が違いますね。オッサンとオバサンばっかです…」
オブチ「まぁでも若い女性は心細そうなんで、話しかけやすそうです」
舌なめずりする童貞が２０代女性ペアの隣の席を確保したところで、キックオフ。
女性「キャーッ！！」
選手がぶつかり合うたびに女性の歓声。さらに、トライが決まれば会場中に拍手の音が…と、試合は大盛り上がり！ 激しい戦いの中、また見事なトライ…と思いきや、その直前に反則があり、取り消しに。
女性「え！？ 今の何がダメだったの！？」
隣の女性はルールがわからない様子。ここで、少しラグビーをかじったことのあるトダが、
トダ「ボールを持っていない人にタックルするのは禁止でして」
女性「そうなんですね！！」
その後も反則で試合が止まるたび、女性がトダに質問。ルールが複雑ゆえに反則で試合が止まることの多いラグビー。初心者女性へのさりげない解説は声かけの有効な手段になりそうだ。
ラガーマンはあくまで憧れ？
ハーフタイムに話を聞いてみると、彼女たちはこの日、ラグビー初観戦のＯＬペア。ワールドカップで感動したことがきっかけだというが、
オブチ「五郎丸いないんすけど、楽しいすか？」
女性「はい。戦う男って感じがしてみんなカッコいいです！」
オブチ「マッチョ好きすか！？」
女性「筋肉大好きですけど（笑）、前の彼氏はガリガリでした」
ラガーマンはあくまで憧れの対象であり、現実の恋愛対象とは別な様子。試合終了後、可能性を感じたオブチが、女性の連絡先を聞こうとすると…。
女性「キャッ！！ あの人知ってる！！」
彼女が発見したのは、観客席にいた日本代表・大野均選手。記念撮影を求めるファンの人だかりにＯＬペアも吸い込まれていく。
トダ「これだから…にわかファンは」
その後、廃人たちが憂さ晴らしにすぐ近くのスポーツバーに入ると…店内は観戦帰りのラグビーファンで大にぎわい！ 放送されている映像もラグビーという珍しい光景。せっかくなので、立ち飲みしている女性に声をかけてみることに。
オブチ「ラグビー好きすか？」
女性「はい。大学時代ラグビー部のマネジャーだったんで」
すると、大学時代の仲間と思われる巨漢たちが女性のもとに。やはり女性は男連れが圧倒的多数。
オブチ「し、失礼しました…」
酒を一気に飲み干し、撤退する廃人たちであった。
【廃人の嘆き】 女性客の多くはラグビー初心者なので、試合中にルールを教えることで交流を始められる！ 近くのバーでもファン同士の出会いがあるかも？