ＡＶデビュー10周年を迎えたつぼみちゃん「苦しいことが 快感に変わる スイッチが あるんです」
ファンの間では、まことしやかに「つぼみ処女説」が流れ、女優仲間からは尊敬の念を込めて「つぼみ様」と呼ばれる--。
そんな“大正義”つぼみ様が今年でデビュー１０周年。そのＡＶ人生を今こそ振り返る！
―まずはデビュー１０周年、おめでとうございます！
つぼみ ありがとうございます（天使の微笑）。
―あらためて、デビューのきっかけからオナシャス！
つぼみ 街中で「高収入アルバイト」の雑誌をもらったんです。でも、職種が書いてなくて、電話で尋ねたら「ＡＶです」って。すぐに電話を切ったんですが、もうちょっと詳しい話を聞いてみようと思って、もう一回かけました。そしたら、とんとん拍子に話が進んでいって…。
―２００６年４月、１８歳の時にＳ１（エスワン）からデビュー。初めての撮影はどうでした？
つぼみ ものすごく怖かったです。田舎から出てきて何もわからないですし、妙にスタッフの方が優しいんですよ。それが逆に怪しいなって。撮影が終わって、山とかに捨てられたらどうしようって本気で思ってました（笑）。
―ハハハハ。ところで、当時のＳ１は蒼井（あおい）そらさんや麻美ゆまさんなどのそうそうたる女優が顔を並べていました。そのへんはどう？
つぼみ 他の方を意識したことは全くなかったので、特に何も思いませんでした。
―つぼみ様らしいです。約半年間にわたるＳ１専属女優を終えて、２００７年からは笠倉出版社の専属に。
つぼみ 大きな転機となった出来事がありました。メーカーのイベントに出た時に、お客さんから「つぼみちゃんだ！」って声をかけられたんです。ものすごく驚きました。私のことを知ってる人がいるって。それからですね、仕事への意識が変わったのは。
―ふむふむ。
つぼみ ただ、もともと私は人見知りがものすごく激しくて…。例えば、兄妹モノで男優さんを「お兄ちゃん」って呼ぶように言われても、それが言えない。結局、一度も「お兄ちゃん」と呼べずにそのシーンが終わったりとか。
別に、お兄ちゃんって言えばいいだけじゃんって自分でもわかってるんですけど、どうしてもその世界に入っていけなかったんです。
―人見知りにとって、ＡＶ女優って一番難しい職業じゃないですか。初対面の男性に股を広げるのって、かなりハードルが高いと思うんです。
つぼみ ホントですね。だから普通にできるようになるまで何年もかかりました。
牛乳浣腸にワクワク……
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―１年間の笠倉出版社の専属を終えて、２００８年にはキカタン（企画単体女優）へ。
つぼみ このことも転機になりました。専属女優（単体）が他の女優さんと共演することはほとんどないですが、キカタンになると必然的に共演の機会が増えるんです。すると、共演した女優さんが慣れない私の手を握って励ましてくれたり、声をかけてくれたりすることがあって。そういう機会に接するたび、少しずつ「お兄ちゃん」とかのセリフも言えるようになっていったんです。
―キカタンになったばかりの頃で衝撃的だったことは？
つぼみ １０人近い女優さんと共演した作品で、ひとりの方が牛乳浣腸をされていたんです。それを男優さんに髪の毛をつかまれ「見ろ！」って。間近でその様子を見せられたのが衝撃的でした。でも、心のどこかでワクワクしている自分もいたりして（笑）。
―さすが、つぼみ様！ その後はハードなプレイをこなす美少女系女優として人気を獲得し、２０１０年になると、ものすごい数の作品に出演。一番忙しい時で月に何本くらい撮ってたんですか。
つぼみ たぶん２０本近く撮っていたと思います。しかも、朝早くから夜遅くまでの撮影も多く、それが２日、３日と続くとホントに大変でした。
―そんな頑張った甲斐もあり、２０１１年にはアダルトビデオ３０周年を記念した企画「ＡＶ３０」の人気投票で、なんと１位に選出！ 麻美ゆま（２位）、吉沢明歩（３位）、川島和津実（４位）といったレジェンドを抑えての１位だからかなり価値が高いです。
つぼみ ありがたいことですね。たくさんの方が応援してくれたことはすごく嬉しかったし、励みにもなりました。そういうのがなかったら、もうこのお仕事を続けてなかったかもしれません。
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つぼみ １９８７年１２月２５日生まれ、山口県出身。身長１６０ｃｍ。Ｂ８４ Ｗ５８ Ｈ８５。日本一制服が似合うＡＶ女優。「処女」と言われてもまったく違和感のない“清純さ”も大きな魅力。最新情報は公式ブログやツイッターをチェック！
（取材・文／浜野きよぞう 撮影／内山一也）