ビニールテントで屋台の中は暖か。でも、中の様子がわかりづらい! ビニールテントで屋台の中は暖か。でも、中の様子がわかりづらい!

『週刊プレイボーイ』本誌で好評連載中の『婚活廃人』ーー。

メンバーはオタや極度の潔癖症のため彼女がつくれないといった編集部のスタッフたち。これまでも恵比寿横丁、渋谷肉横丁、吉祥寺ハモニカ横丁など、“横丁での出会い”に挑戦してきた廃人たちだが、今回は…。

セカンド童貞で女性恐怖症、この連載中にデブを克服したものの未だ彼女がつくれない、編集者・トダ(31歳)と極度の潔癖症のため彼女がつくれない元週プレアルバイト・オブチ(27歳)。

トダ「有名な場所はナンパ師が多くて苦手なんですよね。もっと未知の横丁を開拓したいです」

そんな彼らが今回、目をつけたのは、新宿・歌舞伎町のビル屋上にひっそりたたずむ「新宿アジア横丁」。

オブチ「初耳すけど、女子がたくさんいそうな気がします!!」

調べてみると、タイ、マレーシア、インド、トルコ、韓国などアジア各国の料理を食べられる屋台村とのこと。エスニック好き女子との出会いがあるかも!?

トダ「でも屋上って…野外ですよね。冬もやってるんですかね」

土曜20時。廃人たちが様子を見に行くと、そこは確かにビルの屋上。だが、各屋台の入り口にはビニールが張られており、ストーブで店内は暖められているため、凍える心配はなし。テントの前ではアジア系外国人スタッフたちが呼び込みをしており、異国感たっぷり!!

トダ「混み具合も適度ですね」

テントの中をのぞきながら歩くが、客の入りは半分程度。常に満席で座るのもひと苦労な他の横丁と比べると、安心感がある。ただ、

オブチ「テントが邪魔で外から詳しい様子が見えないです!!」

女性のみで来ているグループも見受けられるものの、顔まではわからず、声をかけるにはテント内へ入る必要あり。さらに、フラれたからといって他の店へ逃げることは難しそう。作戦変更し、テントの外で女性に声をかけることにすると、エレベーターから心細そうなアラサー女性ペアがやって来た!

最後にエスニックの思わぬトラップが…

オブチ「入る店決まってます? 決まってないなら一緒に入りません?」

女性「……はぁ」

常連ぶって声をかけると、あっさり一緒に入店することに成功。異国感の強い環境であるため、日本人男性と一緒のほうが女性も安心して入店できるのかも? 聞くと、彼女たちは近辺で働くOLとのこと。

オブチ「なんで来たんすか!?」

女性「看板を見て『天空の街って何!?』って思って(笑)」

好奇心の強い女性たちであるようだ。その後、4人それぞれが異なる海外ビールを頼み、回し飲み(横丁内では60種類以上の海外ビールが飲めるのも魅力!)。一気に距離が縮まるが…次の予定があるとのことで、そそくさとお別れ。

残された廃人たちが周囲を見ると、近くの席に20代女性ペアが…。テーブルにはボリューミーな料理がふた皿。

オブチ「いろんな料理食べたいんでシェアし合いません!?」

女性「あ、ぜひ(笑)」

ノリがいい! 彼女たちは年に2回は食目的で東南アジアへ旅するほどのエスニック好きとのこと。旅行で海外ノリに慣れているため、フレンドリーなのかも? 2連続で声かけに成功し、有頂天のふたりに思わぬワナが。

オブチ「ちょっと唇が…痛いれす」

女性が頼んでいた謎の炒め物を食べると激辛! オブチは痛みに耐えかね、会話どころではなくなる始末。エスニック好き女子は辛さに強い(?)ので要注意!!