どんな遠くにだって行ける! 風を切り、自然を感じられる!!
バイクは「男のロマン」の塊ともいえるが、最近はバイク離れも指摘されている。だが、購入のノウハウや楽しみ方を知れば、人生がもっとリッチになること間違いなし!?
というわけで、発売中の週刊プレイボーイ『週刊プレイボーイ』19・20号では大特集でその魅力を再発見。その中で、バイク愛の伝道師でもある所ジョージさんが熱く説く“人生が豊かになるバイク道”とは…。
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所 『週刊プレイボーイ』でオートバイを特集!? 今さら「オートバイすごいよ。買ったほうがいいよ」って無理強(じ)いしても仕方ないじゃん(笑)。まったく興味のない人には説得力ないんだよね。でもね、ちょっとでも興味がある人にはこんなふうに楽しめるよって話はしてあげられるけどね!
―是非その方向でお願いします! そもそも所さんはいつからバイクに?
所 16歳の時から高校にオートバイ通学してたよ。カワサキのバイソン250っていうオフロード車を中古で買ってね。ヘルメットなんか義務づけられてなかったから、ノーヘルで乗ってたもん(笑)。いろんなところが壊れちゃっても修理するお金がないからそのまま乗ってたり。クラッチが壊れててもそれはそれで結構いけちゃうんだよね。オートバイってすごいよね。
その次に乗ったオートバイはカッコよくしようとハンドルをVの字に曲げて、やりすぎてクロスしちゃったり…(笑)。地元の(埼玉県の)所沢にタイヤが捨ててあるところがあって、学校が終わると、そこでまだ使えそうなタイヤを拾ってきていろいろと試すの。これは面白いぞってクルマ用の真四角いタイヤをはいたりしてさ。
もうその廃棄場に行くのが楽しみで、もっといいものが捨ててあるんじゃないかってワクワクして。毎日、宝探しみたいだったよね。
―ハーレーにも若い頃から乗ってましたよね。
所 21歳の時にハーレーのローライダー(今も語り継がれる名車中の名車)が出てね。それこそ『月刊プレイボーイ』のグラビアに出てたの。それを見てカッコいいなって。それで福田モーター商会(1945年創業の老舗)に日本の1号車が入ってきたからそれを買った。でも半年くらい乗ってたらこのままじゃ面白くないって、ウ●コ色に全塗装しちゃったけどね(笑)。
その当時、ハーレーなんかすごく珍しいから、すれ違うとみんなふり返って見た時代だよ。それでもこの男(所さん)はね、それじゃ満足できない! 飽きちゃうんだろうね。
当時は通勤に使ってて、地元の所沢からギターを縛りつけて、ラジオ局に行ったりしてたな。結局20代の半ばからスポーツスター(ハーレーダビットソン)を十数台乗り継いだかな。ハーレー特有の2気筒エンジンのドタバタ感が面白くて、ずっと乗ってた。今でもそれがやめられないわけだしね。みんなも一度あのドタバタ感は体験したほうがいいよ。
●この続き、インタビュー全文は『週刊プレイボーイ』19・20合併号にてお読みいただけます!
(取材・文/長嶋浩巳 石原たきび 青木タカオ 明知真理子 写真/松井秀樹 石川耕三)
●所ジョージ(TOKORO GEORGE) 司会者、シンガー・ソングライター。カスタム愛好家でもあり、ビッグスクーターブームの火つけ役。自身の遊び場として世田谷にガレージ「世田谷ベース」を所有。8月には2枚組CDが発売予定!