ラブリート! これはラトビア語で「おはよう!」なんですが、そんな挨拶をしているラトビア女子って本当にラブリーなんです。
さあ、エストニアの南にあるラトビアの首都リガへやってきました。
アールヌーボー調の建築物の宝庫である旧市街「リガ歴史地区」は世界遺産。「バルト海の真珠」と例えられるその街は、バルト三国で一番華やかです。
旧市街は小さいながら夜遅くまで飲食店がオープンしていて、カジノ、バー、クラブでは観光客が盛り上がっている。
物価は安く、一泊10ユーロのような安宿もきれいで評判も良い。
経営するのは若いラトビア女子だった。世界を旅してきて、特にヨーロッパはクールな対応と感じる女子が多かったけれど、ここで「愛想」が存在することを知った。
「いらっしゃい! ウフフ! 待ってたわ! ウフフ! どうぞゆっくりしていってね! ウフフー!」
ラトビア女子は控えめで仕事熱心という噂は本当だった。まるで大和撫子(やまとなでしこ)のようなキャラクターでお出迎えしてくれて、笑顔でコロコロ笑う感じがかわいらしく、思わず恋しそうになる私。
それもそのはず、ラトビアは美人モデルを多数輩出している国で、「ブロンド祭り」という夢のようなお祭りがあるくらいです。その名の通り、金髪美女がピンクの衣装を着てリガの街をパレードするお祭りなんですが、開催日は5月末(ブロンドの日)。
取材ができず残念ですが、男子諸君、これはマストGO!です。
ラトビア美人はなぜ結婚できない?
そしてさらに知るべきなのは、「ラトビアの男女比率」。ラトビアの男女比率は、女性100人に対して男子84人と、世界で最も男性の比率が低いんだそうです。
第二次世界大戦の時、旧ソ連の支配にあったラトビアはナチスドイツの軍政下に入り、戦闘の激しい地域であったため特に男子が少ないのだそう。
そうなってくると、「男は星の数ほどいるからね!」と言っていられなくなるラトビア女子。美しい外見と愛嬌はたっぷりなのに、「結婚できない」という構図が生まれるのだ。
そしてこの話、冗談ではないようで、ラトビアでは近年、出会い系サイトや国際結婚紹介所など、外国人との出会いを求めているコが増えているのだとか。ということは、世界の男子がラトビア美人と結婚できる(かもしれない)確率は結構高いのではないでしょうか。
なるほどどうして、この宿にも男子の宿泊が多いように思える。イタリア人、アルゼンチン人、インド人、そしてアジア系男子も。ラトビア女子のかわいさに、留学先にラトビアを選ぶ人も少なくないそうです。マジ!?
日本男子にも希望があるか…それについて宿のコに聞いてみると、
「ウフフ! わかんな~い。でも、ここには世界からいろんな人がいっぱい泊まりにくるから、ここで外国の人と出会っちゃうかもねー。なんつって! ウフフッ」
もうローラみたいだなー。この女子、罪やわー。と思いつつも、そのコの笑顔にほだされてしまう旅人。
ちなみに日本男子について聞いてみると、
「クールだと思うわ。日本はテクノロジーがいっぱいでマシーンとロボットが多いんでしょ? あとアニメが好きだし、着物が着てみたい!」
なんだか質問とズレた答えが返ってきましたが、「ちなみに着物だけじゃなく浴衣ってものがあって、それは男性も着るんですよ」と教えると、「男の人も着るの? なんだかキュート。萌え~♥(的な反応)」
そっか。男子の浴衣姿って外国人にとっては珍しくてウケが良いのかも。いやいや、よく考えたら、これに関しては日本女子からもウケが良いと思います。男性の皆さま、この夏はぜひ浴衣を着用してみては。
ラトビア美人は日本男性とも合いそう
さて、かわいいのはラトビア女子に限ったことではなかった。思い返せば、エストニアではレストランの店員さんのホスピタリティーが高かったり、この後に行くリトアニアも宿スタッフがかわいいと評価されていた。
顔ももちろんだけれども、バルト三国の女子たちはふんわりしていて謙虚さや愛嬌があるコに出会うことが多い。ちょっとブリッコと言えないこともないけど、まず外国でブリッコができる女子を見ることが珍しいし、日本には「女は愛嬌」という言葉があるように、私から見るとどこの国でも「笑顔」のあるコは好感度が高い。
強め系の美人女子よりも、きっと日本の男性とも合うタイプの外国人女性だなと思った。
モテたいわけではないが(強がり)、私も見習わないとと思い、ニヤニヤと笑顔の練習をしながら街歩きをした。
しばらく観光して、だいぶ足も口角も疲れてきたので宿に帰ると、宿のシャワーが故障中。ガビーン。
「シャワーのお湯出なくなっちゃった。でも水は出るからオッケ~☆ウフフー」
ローラ節で無邪気に笑ってごまかす宿スタッフ。イヤ…全然オッケーじゃないんですけど…。
宿泊客の女子たちはちょっと怒ってたけど、男子は仕方ないよねって感じで許してた。
その後も、宿で私の傘が盗まれると「それはノットナイスねー。ウフフー」
駅まで15分くらいの距離を「7分で着くわよ。ウフフー」
延泊を申し込むと「満室かもしれないからヨガルームで寝ればー? ウフフー」
と、こんな感じで実は結構、テキトーな性格?(笑)
「かわいいからって笑って許されないんだからー!!」と思いつつも、「ウフフ! OK~!」と返事をしてしまうマリーシャでした。なんか、敗北感(笑)。
【This week’s BLUE】 バルト三国はブルーベリーが美味しい。たっぷり入って2.50ユーロと安い。パソコンやスマホで疲れた目もこれで回復!
●旅人マリーシャ 平川真梨子。9月8日生まれ。東京出身。レースクイーンやダンサーなどの経験を経て、SサイズモデルとしてTVやwebなどで活動中。バックパックを背負 う小さな世界旅行者。オフィシャルブログもチェック! http://ameblo.jp/marysha/ Twitter【marysha98】 instagram【marysha9898】