街を颯爽と歩く白いパンツ姿や、電車で隣に立った白Tシャツ姿の女のコ――。至って普通だが、よくみるとそこにはうっすら透ける真っ赤なパンティや黒いブラジャーが…! そんな光景を最近、目にしていないだろうか。
なんとこの夏、“透け女子”が急増するというのだ!
「派手な色の下着をつけたら、白いパンツは履かないように気を付けてはいるけど、実際、朝急いでたりしたら忘れちゃう」(24歳・銀行)
「街でいきなり見知らぬおばさんに『あなた! パンツ見えてるわよ! はしたない!』って大声で怒鳴られて散々でした。一瞬で顔が真っ赤になってほんとに恥ずかしかったです」(23歳・旅行)
というように、彼女たちの多くは、あまり気が付いていないそう。
また、「外に出た時に自然光で気付くことはあります。着替える時にチェックするんですけど、家だと暗くて見えないことがあるんですよ」(25歳・IT)と、気にしていても光の関係でわからないこともあるんだとか。
「この現象は女子の流行ファッションが関係している」とスタイリストの梅林裕美さんは言う。
「今年の夏は、白Tシャツが特にトレンドなんです。いろいろなバリエーションはありますが、特にサーフ系ブランドだと生地が薄いので、その分、下着が透けて見えてしまうかもしれません。最近はサーフ系女子以外でもファッションとしてよく女のコが着てるんですよ」
だから今年は例年より“透け女子”が増えているのか! また、3年ほど前に現われた「見せてもOKなブラ」=「見せブラ」なるものも拡大しているらしい。
「“見せブラ”は今年すごく増えました。ちょっと前は洋服の下に水着を着て見せるのが流行ってたんですが、最近はかわいい柄の見せブラがたくさん出てきてるんです。以前はカップ付きっていったらユニクロくらいしかなかったんですけど、今は若いコ向けのアパレルブランドではよく見かけますね」(梅林さん)
透け女子はチラ見程度がマナー?
つまり、中にはわざと見せている“透け女子”もいるわけだ。でも、見せブラとブラジャーの違いって…。
「見せブラは女性側の抵抗感が薄れるだけで、男性からするとどれも同じ“透けてる”だけだからわかりにくいかもしれないですね。フリルとかレースがついてたら下着とか、カジュアルな柄だと見せブラだったり…。ただ、レースのチューブトップタイプのブラもあるので、正直、私たちでも判断しづらいところです」(梅林さん)
洋服のスペシャリストでさえも見極めは難しいようだ。では“透け女子”に気付いたら、どんな対応をしたらいいのか? 女のコたちにアドバイスをもらった。
「気付かないフリをしてくれるのが一番。どうしてもって時は、女のコを通して伝えるか、何か理由をつけて鏡を見せるかですね」(26歳・通信)
「チラ見程度に勝手に見てればいいと思う。女のコは意外と気にしてないし、見せブラでも見せブラじゃなくても、言われたほうが恥ずかしい!」(24歳・CA)
と、基本的には見て見ぬフリが本人にとっても男にとっても一番平和で幸せなよう。どうしても気になったら女友達を介して本人に伝えよう。
「自分は気付いてなかったんですけど、男友達に会った時にソッコー『今日のブラ、黒でしょ? 何? 誘ってんの?』と言われて、殴ってやりました」(22歳・学生)
というように、“透け女子”に出会っても、絶対おちゃらけて指摘しないように!