なぜ今、埼玉の特集なのか? それは、最近急激に埼玉県全域のラーメンレベルが上がっているからだ!
今回は、そのなかでも特に激ウマなお店をピックアップ。メディア初登場の大注目店もあるから行ってみよう!
都内にあったら大行列が確実なほど超ハイレベルなのに、のんびりと味わえる至極の一杯がキミを待つ♪
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■一滴も残したくないスープがここにある! 「中華そば 四つ葉」 【川島町(かわじままち)】 「特製四つ葉そば」1030円
店主の実家である、すし店の一部を改装して開業。水田に囲まれた立地が逆に地元の話題を呼び、約3ヵ月で顧客が定着。
飲んだ瞬間、そのうまみが脳天まで広がる「四つ葉そば」の絶品スープは、比内(ひない)地鶏、天草(あまくさ)大王、はかた地鶏、軍鶏(しゃも)の丸鶏とガラを絶妙なバランスで丁寧に炊き上げたもの。店主の味覚センスは秀逸だ。
●「中華そば 四つ葉」 埼玉県比企郡川島町伊草298-20 TEL:非公開 営:水曜~日曜11:00~15:00、17:00~21:00 月曜11:00~15:00 休:火曜
■既存のはまぐり系ラーメンとは明らかに違う味わい♪ 「四代目 ひのでや」【蓮田(はすだ)】 「はまぐりラーメン」 980円
日本料理店が経営するお店。「はまぐりラーメン」は、和食の技術を生かし、大量の活(いき)はまぐりを手鍋で一杯ずつ、酒蒸しのように煮立てて作られる。
「ひのでやラーメン」は、お吸い物をベースに動物系のダシと香味油を合わせることで、見事なラーメンスープに仕上がっている。
●四代目 ひのでや 埼玉県蓮田市本町2-21 田中電機ビル1F TEL:048-876-9888 営:11:30~15:00、17:00~23:00 無休(年末年始、季節休暇はアリ)
■メディア初登場の注目店は超実力派! 「寛~くつろぎ~」【鶴瀬(つるせ)】 「特製煮干そば」950円
都内の某超有名店で修業した高橋店主は、元マンガ家という異色の経歴の持ち主。修業先で得た技術を結集させた「煮干そば」のスープは、動物系を一切使わず、焼きアゴ、片口(かたくち)、アジの煮干しで作られる至高の一杯。意図的に演出された、煮干しのエグミも楽しもう!
●「寛~くつろぎ~」 埼玉県富士見市鶴瀬東2-27-27 TEL:非公開 営:月曜~水曜11:30~14:30、18:00~21:00 木曜・土曜・日曜11:30~15:00 休:金曜
味噌ラーメン界伝説の名店出身
■大量の鴨を使うことで深いコクと風味を演出 「寿製麺 よしかわ」【川越(かわごえ)】 「中華そば」750円
上尾(あげお)にある「中華そば よしかわ」が今年オープンさせた2号店。編集部がオススメする「中華そば」は、「鴨7、鶏2、煮干し1」の割合で取られたダシがポイント。
最後に濃厚な鴨油で味が調えられ、最高の材料とバランスが織り成す最高の風味を楽しめるのだ。
●寿製麺 よしかわ 埼玉県川越市今福1738-14 TEL:049-293-8609 営:月曜~金曜11:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~21:00(L.O.20:30) 土曜・祝日11:00~21:00(スープが終わり次第終了) 休:日曜(定休日以外に月2回お休み)
■濃厚なのに後味スッキリ! 魔法のスープをお試しあれ 「miso style となみ」【西浦和(にしうらわ)】 「みそらーめん」800円
店主は、味噌ラーメン界に革命を起こした伝説の名店、東京・市ヶ谷(いちがや)「くるり」(現在は閉店)の出身。
豚骨よりも鶏ガラをメインに使うことで脂の量を抑え、攪拌機(かくはんき)で骨髄(こつずい)からもダシを抽出して、超濃厚でコクが深いのに不思議と後味がスッキリしたスープに仕上げている。
●miso style となみ 埼玉県さいたま市桜区田島5-22-26 TEL:048-711-9570 営:火曜~土曜11:30~15:30、17:30~20:30 日曜11:00~17:00 休:月曜・第2・4 火曜(水曜・金曜は昼営業のみの場合アリ)
■豚骨スープで野菜と魚介類を煮込めば…… 「らーめん カッパハウス」【所沢(ところざわ)】 「シーフードらーめん」750円
豚骨スープで野菜、3種のエビ、イカ、アサリを煮出し、ペースト状にしたアサリも加えた「シーフードらーめん」は、長崎ちゃんぽんの進化版ともいえる一杯。「とまとらーめん」のスープは、10kgのトマトと10Lの豚骨スープを合わせており、濃厚ながら爽やかな仕上がりだぞ!
●らーめん カッパハウス 埼玉県所沢市旭町2-1 TEL:04-2996-5088 営:月曜~金曜 11:30~15:00、17:30~21:00 土曜・日曜・祝日11:30~21:00 無休
*価格はすべて税込みです
(撮影/田中 亘 取材・文/菅沼 慶 取材協力/清藤亮佑)