豪華寝台特急として多くの人に愛されながらも、昨年8月に運行廃止となった「北斗星」。
北斗星は1988年の運行開始から27年間、上野~札幌間で旅行者の夢を乗せて走ってきたが、12月15日からは同列車の“夢見る空間”が都心のビルの中でホステル(簡易宿所)として復活することになった。
「北斗星車内の照明や椅子、内装などの実車パーツを再利用して雰囲気を再現しながら、快適性を重視した施設にリノベーションしています。はしごや寝台も実物ですが、寝台の上にはマットレスを敷くなど寝心地にもこだわりました。
また、雰囲気を壊さずに10cmほどベッド幅を広げた寝台もご用意しています」(トレインホステル北斗星・満留[みつとめ]さん)
もちろん「北斗星」そのままの雰囲気を楽しみたい場合は、シーツのみでの利用もOKだ。
「おかげさまでオープン前から順調に予約が入っています。現在は鉄道ファンの日本人の方が多いのですが、今後は海外からのお客さまにもご予約いただきたいですね」(前出・満留さん)
揺れない「北斗星」でぐっすり夢を見て、翌朝、爽やかな気分で旅に出てみては?
というわけで、その内観は写真画像で詳しく紹介!
外観はビル。中身は北斗星
●「トレインホステル北斗星」 住所:東京都中央区日本橋馬喰町1-10-12/TEL03-6661-1068 http://trainhostelhokutosei.com
(取材・文/畠山理仁 撮影/小川裕夫)