頑張れ、ローカルコンビニ! ポプラ、スリーエフのコンビニ飯の逸品は?

オレたちの生活に欠かせないコンビニ。この業界では今、再編が急加速で進んでいる!

昨年、東海地方などを中心に展開していたココストアがファミリーマートと合併。先月、北関東を中心に展開するセーブオンは来年末をめどに全店ローソンに転換することが発表された。

「そんな今だからこそ…。ローカルコンビニを応援したいです!」

と声を大にするのはコンビニ記者の吉岡秀子氏。ついつい近くにあるコンビニに足を運びがちで、あまり知られていないローカルコンビニ。その魅力について語ってもらった!!

■手厚いホスピタリティ・ポプラ

「ローカルコンビニの魅力は小規模だからこそできる手厚いホスピタリティ。例えば、中国地方を中心に展開するポプラが30年以上続けているポプ弁のサービスは素晴らしい!! どんなに混雑している時間帯でも、お店で炊きたてのご飯をよそってくれます。大盛りにしても値段は変わらず、ものスゴイボリューム。何店かのコンビニが林立している地域でポプラに入っていくのは、たいていガタイのいい男性ですね」

その声に賛同するのは、B級グルメなどに詳しいライターの中川哲司(なかがわ・てつじ)氏。

「ポプラはまさに“男のコンビニ”。東京・市谷(いちがや)にある防衛省の正門前にあるコンビニはポプラです(笑)。イチオシは超大盛りのミートソースパスタ。1000kcal近いボリュームで、手に取るとその重さにビックリ! 味はもちろんですが、価格がワンコイン以下なのもうれしい。パッケージに大きく“CC”と書かれているのでなんのことかとよく見てみると“カロリーチャージ”とルビが。ヘルシー志向に逆行する姿勢に好感が持てます」

西日本中心の男のコンビニ! ポプラ

●ポプ弁レジで炊飯器に入ったホカホカのご飯をよそってくれる。大盛りまでは無料でスゴイ量! 写真のジャンボチキンカツ弁当は550円

ポプ弁

●ミートソースパスタ驚異の851kcalという超ボリュームパスタ。持ったときのずっしり感がとにかくスゴイ! だが、お値段は498円とリーズナブル

ミートソースパスタ

中華街の横浜スリーエフ

■中華街の横浜スリーエフ

「ローカルコンビニのさらなる魅力は1万店規模のコンビニチェーンと違い、小回りが利くため、全国展開していない有名店と積極的にコラボできたり、地元の食材を使った商品を提供できること。神奈川県に本社のあるスリーエフは横浜中華街の名店、横浜大飯店が監修した中華シリーズを大々的に販売しています。炒飯や麻婆豆腐、担々麺など、どれも美味!

ほかにも、三浦市・三崎港のマグロを使った商品やすしなどの生鮮メニューが充実しているのもローカルコンビニだからこそできるサービスですね」(吉岡氏)

「さらにスリーエフといえば、忘れてはならないのがオリジナルスイーツの『もちぽにょ』。ほかの企業とタイアップしたり、新しい味が出たりと常に進化を続けています。薄くてもちもちの生地にたっぷりのクリーム。ほかのコンビニでも似たような商品はありますが、やはり元祖はひと味違います」(中川氏)

神奈川県中心スタイリッシュコンビニ! スリーエフ

●有名店とのコラボ弁当横浜中華街の有名店、横浜大飯店監修の中華。回鍋肉弁当(565円)と黒炒飯(450円)。炒飯は見た目と違い甘めの味つけで美味!

有名店とのコラボ弁当

●もちぽにょスリーエフの看板スイーツ。コラボ商品や新しい味がどんどん発売される。写真のいちご&ベリーは120円、DARSは130円

もちぽにょ

●すしのラインアップ大規模にチェーン展開するコンビニではなかなか見られないすしも充実。おすすめ寿司詰め合わせは598円とお手頃なのもうれしい

すしのラインアップ

★続編⇒【ニューデイズ/セーブオン編】