こんな彼女にごはんを作ってもらいた~い! 男の妄想を写真で叶えるミニドラマ『パジャマレシピ』。お料理おねえさん・大森麻里が、朝と夜の毎回違ったシチュエーションでアナタの彼女を演じちゃいます。
彼女が語りかけてくるor彼女に語りかける…それぞれの恋愛シチュエーションをその日によって体感ーー。紹介するレシピは朝晩のメイン食材は同じでコンビニでも買えるもの。簡単&クイックメニューで料理の幅も広がって、恋愛ムードを楽しみながら女子ウケしそうな料理男子にもなれちゃうぞ!
天気予報では「今日は春らしい暖かい1日です」と言っていたから、週末はお花見デートへ行くことに。彼女はお弁当を作ると言っていたけど、この日、彼は初めて手作り料理を口にするというわけ! 美味しく作れるか彼女はドキドキ、美味しいのか彼氏もドキドキ!?
「ほら、見て!」 待ち合わせ場所の公園にやってきた彼女の右手に下げられた紙袋を、僕がチラチラ見ていたのを気づいていたに違いない。 ベンチに座ると、待ちきれないかのようにお弁当を差し出してきた。 「毎年、春になると作りたくなるの~。桜えびの色がうつってカワイいから?」と言っていたのが、この春らしいピンクのごはんか。 でも、いつも「料理はあんまり得意じゃないの」と言っていたはずだけど…。
低血圧気味の彼女は、朝が弱い。 それが今日はいつもより気合いを入れて早起きして、「朝? 紅茶派だよ」の言葉通りに温かい紅茶を飲んで、ちゃんと目覚めるまでボーっとして。 それからお弁当を作り始めたんじゃないかな。
お弁当を作ってる彼女はきっと…
きっと食材は前の日に買って用意していたと思う。 お弁当に入ってた卵焼きがすごくキレイだったから、「買ってきたの?」と聞いたら、ちょっとむくれ気味で。「巻きすで形を整えると、売ってるお弁当みたいにキレイになるんだから」と返してきた。やばっ…。 まだ彼女の部屋に行ったことがない僕は、家の様子とか全部妄想するだけなんだけど、きっとこんな風に…。
つまり、妄想だけでいえば、初めて手料理を食べさせるために得意じゃない料理を今朝は材料を前にして悩みながら作っていたんだよね。 ピンクのごはんに枝豆を入れてみたことも、男が大好きなから揚げや海老フライのガッツリおかずだって、普段はあんまり油モノを食べない彼女からしたらチャレンジだったはず。
とはいえ、僕が近くにいたら彼女のことだから、こんなことをしちゃったりして、朝から“カワイいなコイツ”的なことをしてくれるんじゃないかって。
あ、言っちゃったよ!
――とか、僕が妄想に妄想を重ねている間に、「早く詰めないと間に合わないっ! 着替えてメイクもしないといけないのに~~」なんて、 慌てて手を動かしてお弁当を詰めてから、待ち合わせ場所までやってきたわけで。
「何、ニヤニヤしてるの?」 ふと視線を上げたら彼女が僕を面白そうに見ていて。 「あ、いや…うん。お弁当、スゴい美味しいよなぁって。今度は作りたてのごはんも食べてみたいっていうか…」 あ、言っちゃったよ! でも、僕は僕なりの一番大好きな人に向けた笑顔を、少し目を伏せながら浮かべて。…彼女はどう返してくる!?
■恋愛レシピ19 さくらごはん(2合分) さくらえび…10g 白米…2合 枝豆(さやから取り出す)…30g A酒…大さじ2 みりん…大さじ2 塩…小さじ1/2 ※材料にお弁当のおかずは含まれていません
1.炊飯釜に研いだお米、Aの材料を入れてから2合の目盛りまで水を入れる。軽く混ぜ合わせてから、桜えびを入れて炊飯。 2.お米が炊きあがったら枝豆を加えて混ぜ合わせる。
出演:大森麻里 オフィシャルサイトhttps://mariomori.amebaownd.com/
撮影:早川善博 ヘアメイク:大田奈々恵 編集協力:渡邉裕美