「レッドロック」のローストビーフ丼(上)と定食スタイルの「ローストビーフ大野」(下)

丼業界に彗星のごとく登場し、昨年、大ブレイクしたローストビーフ丼ーー。

火つけ役は神戸で誕生した「レッドロック」。うずたかく積み重ねたローストビーフに、生卵とマヨネーズソースがのったスタイルが肉好きの胃袋をわしづかみにすることに成功すると、これをまねたローストビーフ丼があちこちで大繁殖している状態だ。

なかでも2年前にオープンした「ローストビーフ大野」は、よく似たローストビーフ丼を定食スタイルで提供し、現在3店をチェーン展開中。着々と本家超えを狙っている印象だが、この戦いの行方は?

「お店の対決以前に正直、このブーム自体が長く続かない気がします」

こう予測するのはB級グルメ探極家の柳生九兵衛氏。一体、なぜか?

「インパクト勝負なので、一度食べたら満足する人が多い。しかも商品が似通ってるので、どちらかを食べて写真を撮り、SNSにアップすれば、それで終わりとなってしまう人も多いのでは?」

SNSで起きたブームは去るのも早い。タイミングよく方向転換したほうが勝者か?

(取材・文/井出尚志 渡辺雅史 高山 恵[リーゼント])

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