プチ贅沢な酒のつまみとして不動の地位を確立した「缶つま」。発売後すぐに人気に火がつき、今やラインナップは100種以上。
「今、飲食の世界では“激安”は見向きもされず“ハイコストパフォーマンス”が人気。つまり、ハイコストなのに、コストパフォーマンスが高い。最近、V字回復が話題のマクドナルドも新商品は単品価格500円前後の商品ばかりです。
缶つまはその流れが来る前から販売されているパイオニア的存在。その姿勢が信頼につながっていると思います」(フードジャーナリスト・はんつ遠藤氏)
一方の明治屋「おいしい缶詰」も「決して便乗ではない」と遠藤氏。「明治屋はもともと高価格帯の缶詰を作っており、『おいしい缶詰』と名づけシリーズ化したのが14年。ですから缶つまを意識して発売し始めたものではありません」(遠藤氏)
では、この対決の勝敗は?
「個人的には味は明治屋ですが、『ラム肉のジンギスカン風』など珍しい缶詰を出している缶つまの努力と工夫も買いたいですね」(遠藤氏)
ということで、それぞれ好みによって楽しみたいものだ。
(取材・文/井出尚志 渡辺雅史 高山 恵[リーゼント])
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