青森の地方紙が発信した「若者のリンゴ離れ」が全国的に話題になったーー。しかし、調べてみると、若者が離れているのは「リンゴ」だけでなかった!
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リンゴの名産地、青森県の地方紙『東奥(とうおう)日報』が5月6日に“若者のリンゴ離れ”を報じるや、全国的に話題となった。70歳以上の世代に比べると、29歳以下の世帯は年間購入数量が10分の1以下というのだ。
しかし、その基データとなった「総務省家計調査(2016年)」を読み込んでみると、若者が食べなくなっているのはリンゴだけではないことが判明!
例えば、リンゴと同じく「10分の1以下」のものにスイカ。柿や梨、メロンは約10分の1。ミカンは約4分の1でバナナは約3分の1。調査対象となっている果物の中では若者に一番食べられているイチゴですら、70代に比べると約半分だ。
55歳にして、若者同様の食生活を送るコラムニストの杉作J太郎氏が解説する。
「僕もリンゴは食べません。むくのが大変なんですよ! それに生ゴミも出るじゃないですか。柿もスイカも梨もメロンも同じ理由。
だから一番食べるのはイチゴです。イチゴは生ゴミが出てもヘタだけ。ちなみに僕はヘタも食べるから一切生ゴミが出ません」
◆本日発売の『週刊プレイボーイ』23号「若者の○○離れ食品リスト20」では、他にも魚介・野菜・菓子類などの○○離れを紹介。そちらもお読みください!
(取材・文/村上隆保 撮影/村上庄吾)
●林檎飴(りんごあめ) フリーモデル。名前にリンゴがついているが、特にリンゴが好きなわけではない。好きな食べ物は砂肝と白子ポン酢