彼の料理の手際のよさを教えてもらう彼女 彼の料理の手際のよさを教えてもらう彼女

こんな彼女にごはんを作ってもらいた~い! 男の妄想を写真で叶えるミニドラマ『パジャマレシピ』。お料理おねえさん・大森麻里が、朝と夜の毎回違ったシチュエーションでアナタの彼女を演じちゃいます。

彼女が語りかけてくるor彼女に語りかける…それぞれの恋愛シチュエーションをその日によって体感ーー。紹介するレシピは朝晩のメイン食材は同じでコンビニでも買えるもの。簡単&クイックメニューで料理の幅も広がって、恋愛ムードを楽しみながら女子ウケしそうな料理男子にもなれちゃうぞ!

共通の友人が主催したバーベキューパーティーで知り合ったふたり。起業コンサルタントの彼女は、10歳上のインテリアデザイナーのAさんの大人の魅力に惹かれて、ラインID交換からメッセージをやりとりして、ほどなくしてお泊りする大人の関係に?

まだまだAさんの寝顔は新鮮! 10歳も上だから、目の周りとかちょっとシワもちらほらだけど、それも大人な魅力でしょ? ほんの少し早く目覚めたから、しばらくの間、眺めちゃった。 「……おはよ」

頬っぺにチュッとして体を起こしたら、なんだか恥ずかしそうに枕に顔をうずめちゃって。 なんだろ? まだ眠いだけかもしれないけど、おっさんのくせに?カワイイし(笑)。

「ほらもう、お昼になっちゃうから」 カーテンを開けたら、眩しそうな目でコッチを見てる感じもね。 いいんだな、細めた目が渋いっていうか。なんか、ダンディって感じで。

まったりと休日の朝は…。

「ね、ほんと起きて!」 まだ横になったままのAさんに近づいたら、手をとられて厚い胸にギュッされて。 大変なプロジェクトが終わってホッとしたところに、こんな休日だから「幸せ」なんだなって。 私、付き合ってる!って、実感しちゃった。

「そういえば、この前、作ってくれた……」 目覚めのコーヒーを淹(い)れたら、やっとベッドから出てきたAさん。 ボッサボサの髪のまま、音も立てずに、ひと口コーヒーを飲んだ所作も、やっぱガキくさくなくて。 何気ない起き抜けの会話で、初対面のバーベキューに彼が作った料理のことを振ってみた。

「そういえば、そうめんを使ってたよね」 うちは茹でて冷やしたそうめんばっかりだったから、炒めるってことだけで新鮮だったんだけど。 そしたら、あの日作ってくれたのは実家の離れに暮らしてた叔母さんが、土曜日のお昼によく作ってくれたんだって。

彼の思い出の味に挑戦!

そんな思い出の味のコツを「教えてあげようか」って言ってくれて。 「ソースもだけど、鶏ガラスープも味の秘訣なんだよね」 ……なんか、ひと手間ってやつ? 俄然、同じものを作りたくなっちゃった、私。

「そうめんと調味料以外は、キャベツともやしと…豚バラかな」 そう言われて、運良く?家に材料があったから作れるじゃん!って。 「できあがるまでキッチンに入っちゃダメだからね!」 ほんとは別に見られてもいいけど、こういうやりとりも付き合い始めっぽくて新鮮でしょ(笑)。

「できたけど、どうかな?」 味見したら、バーベキューの時の味に近づけた…自信はあるのに いざ食べてもらうと思ったらドキドキしてきちゃった。 あー、こういう気持ち……久しぶりでキュンとなるよ~。

■恋愛レシピ39 焼きそうめん (材料) そうめん…1束 豚ばら肉…80g 塩こしょう…少々 酒…少々 にんにく(すりおろし)…1片ぶん キャベツ(ざく切り)…1/8個 もやし…1/2袋 A.鶏がらスープの素…小さじ2 A.中濃ソース…大さじ3 A.しょう油…小さじ1 ごま油…適量 紅ショウガ…適量

(作り方) 1.豚バラ肉は塩こしょう酒で下味をつけておく。 2.そうめんを外袋に書いてある通りの時間茹でて、ザルに上げて水気を切る。 3.フライパンにごま油を弱火で熱し、にんにくを加えて炒め、香りが立ったら中火にし、1の豚バラ肉を炒める。色が変わったら野菜を加えて炒め合わせる。 4.野菜がしんなりしたらそうめん、Aを加えて炒め合わせ、塩こしょうで調味する。 5.器に盛り、お好みで紅ショウガを乗せる。

出演:大森麻里 オフィシャルサイトhttps://mariomori.amebaownd.com/

撮影:早川善博 ヘアメイク:宮井憂子(Beauty Salon nagomi) 編集協力:渡邉裕美