先日ハワイに行った際もタコベルを堪能しました!

『週刊プレイボーイ』本誌で連載中の「ライクの森」――。

人気モデルの市川紗椰(さや)が、自身の特殊なマニアライフを綴るコラムだ。

前回、日本での“タコス氷河期”の終焉に歓喜した市川紗椰が、タコベル以外のオススメのタコス屋さんも紹介してくれた。

* * *

先週に引き続き、タコスについて語らせていただきます。

日本に再進出を果たしたチェーン系タコス店の王者「タコベル」。都内を中心に続々と新規出店していますが、他の勢力も黙ってはいません。

オーストラリア発のメキシカンダイナー「Guzman y Gomez(グズマン・イー・ゴメス)」は、タコベルよりちょっと価格帯が高くて、2個870円~。

たくさんある具材の中でも、私のオススメは白身魚のソテーとステーキです。ここは、トルティーヤ(とうもろこしの粉から作った生地でタコスにも使われる)で具や米をラッピングした「ブリトー」もおいしいです。

そして最近、衝撃を受けたのが「TEXMEX FACTORY(テクスメクス・フアクトリー)」。渋谷にお店があるんですが、平日のお昼はひとり1000円でタコスの食べ放題をやっているんです。

具の種類も多いし、ドリンクも飲み放題で、夢のエンドレスタコスが楽しめます。女子高生がここで食べ放題を頼んでいるのを見たときは、「私の頃はタコス氷河期だったけど、時代は変わったんだなぁ」としみじみと感じました。

麻布十番や六本木にある「FRIJOLES(フリーホレス)」も、ガッツリ系のメキシカンタコスが食べられてオススメ。吉祥寺の「TACOS Shop」は、立ち食いでメキシカンタコスが食べられます。

実は、タコスはメキシカンとアメリカンでけっこう違いがあります。一番わかりやすい違いは“皮”。メキシカンは柔らかい状態のトルティーヤで具を包みますが、アメリカンは揚げたトルティーヤを使います。この揚げた皮は“ハードタコ”と呼ばれていて、パリパリの食感と香ばしさがたまりません。私がオススメするのは断然こちらですね。

タコスとブリトーとケサディアは、調理過程が若干違うだけ

ちなみに、このトルティーヤでチーズや肉、野菜を挟んで焼いたメキシコ料理は「ケサディア」といいます。つまり、タコスとブリトーとケサディアは、調理過程が若干違うだけで外国人から見ればほとんど同じ料理ですね(笑)。

日本人にとってのおにぎりと丼飯の違いみたいなものでしょうか。なお、ご飯の上にタコスの具をのせた「タコライス」は、戦後アメリカから沖縄にタコスが持ち込まれた際に生まれた和風メキシコ料理です。

さて、私がタコスを推している理由のひとつは、すごくヘルシーなこと。生野菜がたくさんとれて、しかも肉、炭水化物もバランスよく含まれている料理って、そうそうないですよね。健康意識が高まっていくなかで、タコスが日本でも“見つかった”のは必然だといえます。

ハードタコは市販されているので、自分でひき肉をシーズニングして簡単に自家製タコスを作ることもできます。アボカドにトマトやパクチーを加えた「ワカモレ」も手作りすれば、より本格的ですよ。

もうすっかり暖かくなり、外でご飯を食べるのが気持ちいい季節になりました。タコスの具材をタッパーに詰めて、ピクニックに出かけてはどうでしょうか? 手で食べられるし、ビールと合うところが最高です!

たくさん具材を持ち寄って、タコパ(タコスパーティ)をするのもいいですね。ぜひ、週プレ酒場でタコパをやってみませんか?

●市川紗椰(いちかわ・さや)1987年2月14日生まれ。アメリカ人と日本人のハーフで、4歳から14歳までアメリカで育つ。現在、モデルとして活動するほか、J-WAVE『TRUME TIME AND TIDE』(毎週土曜21:00~)、MBSラジオ『市川紗椰のKYOTO NOTE』(毎週日曜17:10~)などにレギュラー出演中。タコスの中身だけを食べる「タコサラダ」という料理もある