6月10日。1983年から約400種類、10万冊以上の雑誌を所蔵してきた東京の雑誌図書館「六月社」が利用者の減少を理由に閉館した。
ここを管理してきたのが代表の橋本凌一さん。主にテレビ関係者などから愛された図書館を造ったきっかけとは?
「もともとファッション関係の仕事をしており、その資料として雑誌を集めていました。それがたまり、気づいたら図書館を開館していました」
思い出に残る雑誌は?
「毎日、雑誌の整理で手いっぱい。雑誌に溺れる日々でした。なので思い入れのある雑誌はありません。ただ、10万冊以上の雑誌の処分が気がかりでした。これらは100万円近くかけて産業廃棄物として処分するしかありませんから」
だが、閉館直前に朗報が!
「某有名企業が雑誌を資料として引き取りたいと名乗り出てくれました。熱意のある若い担当さんで、きっとこの雑誌を生かしてくれるでしょう」
東日本大震災でも「一冊も崩れなかった」という強運すぎる雑誌群を、ぜひ有効活用してください!