バニーガールバー「Canan」浜松町店のリコちゃん(左)とかすみちゃん(右) バニーガールバー「Canan」浜松町店のリコちゃん(左)とかすみちゃん(右)


「今、アキバでバニーガールバーの勢いがすごいんです!」

そう語るのは、秋葉原事情に詳しいコスプレトレンド研究家の佐藤星生(せい)氏だ。

「もともとアキバには2軒のバニーガールバーがありましたが、昨年8月に『バニーパレス』ができ、ブームの流れが起きました。理由はバニーパレスに有名なコスプレイヤーさんが働いているからですが、それでコスプレ好きのお客さんがたくさん集まるようになりました。

そして、今年5月に『カフェ&バー ウィザード』がオープンして、さらにブームは加速。アキバのビラビラ通り(メイドさんたちがビラを配っている通り。中央通りの一本裏手)で、メイドに交じって複数のバニーガールがお店のビラを配るようになります。メイドの中にバニーガールがいるとかなり目立つので、ツイッターなどで『アキバにバニーガールがいる!』と話題になり、コスプレ好き以外のお客さんにもアキバのバニーガールが注目されるようになったんです」

今のバニーガールブームは、コスプレイヤーがきっかけだ。

「実際、この1年くらいの間にバニーガールの衣装を着るコスプレイヤーさんも多くなったんですよ」(佐藤氏)

その理由をバニーガールコスプレ撮影会に参加していたコスプレイヤーたちに聞いてみると......。

「この1年くらい、オンラインゲーム『艦隊これくしょん』のキャラクターなどにバニーガールの衣装を着せるイラストがはやっていて、そのキャラのコスプレをする人や、バニーガールそのもののコスプレをする人が増えているんです。バニーガールの衣装を着ると、やはりすごい反響があるので、私はこれからもどんどん着たいと思っています」(コスプレイヤー・透さん)

「バニーガールのコスプレは、ハイレグで脚が長く見えるし、体のラインがキレイに見えるので大好きです。多少、露出が多くても自分がキレイに見えるのならば気にしません」(コスプレイヤー・九条ねぎさん)

「バニーガールでの撮影会は今回で3回目ですが、ウサギ耳を外して自分なりのバニーにするなど、アレンジできるのも楽しいです」(コスプレイヤー・カモミールさん)

◆『週刊プレイボーイ』29号(7月2日発売)「アキバから銀座まで出店続出! バニーガールBAR 今なぜか流行の理由」より