いつも迷わずココナツチョコレート(左)とチョコリング(右)をセレクトします いつも迷わずココナツチョコレート(左)とチョコリング(右)をセレクトします
『週刊プレイボーイ』で連載中の「ライクの森」。人気モデルの市川紗椰(さや)が、自身の特殊なマニアライフを綴るコラムだ。今回はミスタードーナツのファンである彼女が、経営不振のミスドを応援する!

* * *

先日、とてもとてもショックなことがありました。なんと、私の家の最寄りのミスタードーナツが閉店してしまったんです! 最寄りといっても車で行く距離ですが、子供の頃からミスドが好きで、今でもお店によく足を運んでいたので悲しいです。

現在、健康志向の高まりやコンビニスイーツの人気にあおられ、ミスドは苦しい経営状況にあります。去年の春の時点で営業利益は5年連続赤字、店舗も5年で260店以上が閉店しました。

そんなミスドを自分なりに応援すべく、先日もタイに行ってまでミスドでドーナツを買ってしまった私ですが、皆さんにもミスドの味をもう一度思い出してもらいたいと思っています。

例えば、チョコリングのしっとりふわふわ感はコンビニでは味わえません。また、少しマイナーですがオールドファッションのハニー味の暴力的な甘さは他の追随を許しませんね。

普通に食べるのに飽きた方には"冷やし"か"温め"を提案します。私も夏はよく冷蔵庫でドーナツを冷やして食べるんですが、ひととおり試した結果、エンゼルクリームが最も適していました。冷蔵庫に1、2時間入れておくと、外はサクサク、中のホイップはややアイスクリームっぽい食感になって最高です。

また、レンジで温めるのに適しているのはポン・デ・リング。あのもちもち感がいっそう増し、外のコーティングが軽く溶けていい感じです。私はいまだにポン・デ・リングなどの新(?)製品を認めていない"保守派"なんですが、これは許容できますね。

そして、ずうずうしいことを承知の上で、ミスド側にしてほしいことも考えました。近年、糖質オフをはじめとする健康ブームの影響で、ドーナツ市場全体が縮小していますが、ミスドにはぜひロカボやグルテンフリー商品を開発してほしいです。

ミスドの安さ、手軽さでより健康的な商品が買えるとあれば、若い女性たちや小さい子を持つお母さんがこぞって来てくれると思います。

それから、コラボも勝手に提案しちゃいます。昨年販売された「ポケモン ドーナツ」は大成功を収めましたが、その要因は"SNS"にあるんじゃないかと私はにらんでいます。コラボ開始当初、あまりにも微妙なピカチュウの顔を模したドーナツがSNSで話題になり、結果的に大きな宣伝となったからです。

もしこの路線で『新世紀エヴァンゲリオン』とコラボしたら、"ぐっちゃぐちゃの初号機""優しそうな使徒"などの脱力ドーナツがSNSをにぎわせそうです。ジブリにもトトロや紅の豚など商品化に向きそうなキャラクターがたくさんいるので、期待したいですね。"変なテト"とか見てみたいです(笑)。

ちなみに現在は、あの有名スイーツ店「トシ・ヨロイヅカ」とコラボした商品が販売中です。

チョコがこれでもかとかかっている「ポン・デ・ヨロイヅカ・ダブルショコラ」や、大人の味の「赤ワイン仕立てのショコラパイ」など、高級感のあるスイーツが100~200円台で買えるんです。商品写真もすごくテカテカしていて、ラグジュアリー感を醸し出していますね。ちょっとしたバレンタインのプレゼントにいかがでしょうか?

●市川紗椰(いちかわ・さや)
1987年2月14日生まれ。アメリカ人と日本人のハーフで、4歳から14歳までアメリカで育つ。現在、モデルとして活動するほか、J-WAVE『TRUME TIME AND TIDE』(毎週土曜21:00~)、MBSラジオ『市川紗椰のKYOTO NOTE』(毎週日曜17:10~)などにレギュラー出演中。中学生の頃、友人と「その日ミスドで一番多く食べられた人が"ミスタードーナツ"」というルールで勝負し、3日連続でミスタードーナツの称号を得たことがある

『市川紗椰のライクの森』は毎週金曜日更新!