窯からは黒い蜜の塊が染み出しており糖度の高さがうかがえる。約1.5kgもあるジャンボサイズを販売することも

横浜に颯爽(さっそう)と現れた真っ赤なロードスター。そのトランクの上に載るは......芋窯(いもがま)? えっ、もしやこれ、オープンカーの焼き芋屋さん?

「はい。もともと乗っていたこの車で、去年の1月から移動販売を始めました。最初は飲み屋とか焼きそば屋を考えていたんですが、許可の問題で断念。そこで『飲食業』ではなく、物品販売と同じ扱いで届け出も必要ない焼き芋屋を始めることにしたんです」(店主の井上昌[あきら]さん)

店名は「えるろこロド芋!鬼おにいちゃん」。「えるろこ」は井上さんのあだ名で、スペイン語で「彼の頭はイカれている」という意味だとか。

通常は1本500円~800円で販売しているが、この日はちょうど先着100名に1本10円で焼き芋を振る舞う特売日。そのため販売開始の正午から長蛇の列が。

「ここの焼き芋は窯に入ってる時間が長いから、蜜が染み出してきて本当においしい。何時間待っても食べる価値があります」(常連客の男性)

販売場所や営業時間はTwitterで要チェックだ!

この日は予定していた100本の焼き芋が夕方までに完売。最近はクルマのイベントに呼ばれて販売することも