真っピンクのマイメロカレー。味はしっかりカレー味だが、マイメロの顔の部分はミルクフレーバーの紙っぽい何かだった

『週刊プレイボーイ』で連載中の「ライクの森」。人気モデルの市川紗椰(さや)が、自身の特殊なマニアライフを綴るコラムだ。今回は子供の頃からサンリオのキャラクター好きだったという彼女が、サンリオピューロランドでの体験を語ってくれた。

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以前、この連載で「自分は将来、メルヘンおばさんになりそう」という話をしましたが、先日大きな一歩を踏み出しました。ものすごく久しぶりに行ったサンリオピューロランドがあまりに楽しく、なんと年間パスポートを買ってしまったんです。

実は、私は子供の頃からサンリオのキャラクターが大好きでした。特に最近は癒やしを求めているのか、今回は"呼ばれ"るように行きました。

到着してまずビックリしたのが、その混み具合。昔は門の近くに行くまで開いてるのかどうかわからないくらいでしたが、今回は入り口から人が多くてにぎわっていることがわかりました。ここ数年、全国で有名テーマパークの閉園が相次いでいますが、このピューロランドは順調に黒字を伸ばしているそうです。

「屋内型テーマパーク」と呼ばれるピューロランドは、ディズニーランドのようにアトラクションが中心の施設ではありません。ミュージカル的なショーが見られる劇場や、キャラクターの世界を巡れるボートライドなどがひとつの建物の中にギュッと詰まったテーマパークなんです。

建物の中はピンクなどのパステルカラーで占められていて、よく見るとあちこちにキャラクターがいます。ディズニーランドはディズニーそのものに興味がなくても楽しめるようにつくられていますが、ピューロランドはサンリオ好きな人向けに振り切った、やや"オタ向けのコンテンツ"という印象です。

現に、彼女に連れてこられたらしい男性が「生き地獄」と言っているのを聞いてしまったんですが(笑)、私にとっては最高に居心地のいい空間でした。

お客さんの多くも、服のどこかにフリルやリボンがついていたり、ニーハイや厚底靴などをはいていて、「少なくともEXILE好きはいないだろうな」と思いました。

今回、私は「みんなのたあ坊」をイメージした控えめなコーディネートで行きましたが、次回からフリフリな格好で行っても、30代の私を変な目で見る人はいないでしょうね。

ガラガラだった思い出があったので、今回は閉園2時間前に行ったところ、人が多くて全然回れず......。ショーも『Miracle Gift Parade』という一番大きなショーだけしか見られませんでした。これは増田セバスチャン氏がアートディレクターを務める派手なショーで、ダンサーも登場してシルク・ドゥ・ソレイユみたいに布を上ったりする演出もありました。

ただ、ショーと同期して色が変わる「ミラクル♡ライト」というペンライトがないとショーに参加してる感じが得られないんですが、これを1500円でしっかり販売しているところに商魂を感じました(笑)。

そして今回の訪問で一番印象に残ったのが、フード。サンリオのキャラクターをテーマにした、ピンクや青、紫色の食べ物がたくさんあるんです。私は真っピンクのカレーを食べてみましたが、味は普通のカレーなのに見た目がどう考えてもおかしいので、脳が混乱して食べているうちに味覚が崩壊しました。1stガンダムにも謎の紫の食べ物が登場するので、気分はホワイトベースでしたね。

次回は、肝心のサンリオキャラクターを語ります!

●市川紗椰(いちかわ・さや)
1987年2月14日生まれ。アメリカ人と日本人のハーフで、4歳から14歳までアメリカで育つ。現在、モデルとして活動するほか、J‐WAVE『TRUME TIME AND TIDE』(毎週土曜21:00~)、MBSラジオ『市川紗椰のKYOTO NOTE』(毎週日曜17:10~)などにレギュラー出演中。乗りものでも写真を買えるサービスが用意されていたが、後で撮られた写真を見ると驚くほど顔が死んでいた

『市川紗椰のライクの森』は毎週金曜日更新!

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