ライカン ハイパースポーツが発売されたのは2013年。その後、映画『ワイルドスピード7』に登場し世界中で話題を呼んだ(劇中車はレプリカ)。アブダビ警察には15年半ばからテスト導入されていたが、今回、晴れて正式導入となった

パトカー1台が4億5000万円!? 今月、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビの警察に、スーパーパトカー「ライカン ハイパースポーツ」が導入された。

同国のスーパーカーブランド「Wモーターズ」が送り出した、世界に7台しかない超希少モデルをベースに改造されたものだ(市販車でも約4億円!)。

100キロまでの到達時間が2.9秒、最高時速が395キロというだけでビックリだが、ヤバいのは性能だけじゃない。

なんと、ヘッドライトには440個もの15カラットダイヤが使われ、シートは金から作られた糸で縫われるなど、アラブの大富豪がこぞって目を輝かせるギラギラ装飾満載なのだ! 

いろんな意味で世界最強といえるパトカーを導入したアブダビ警察だが、UAEでは、ドバイ警察も推定2億円超のブガッティや数千万円のランボルギーニのパトカーを観光客の多い市街地に配備するなど、桁違いの豪華ぶりを見せつけている......恐るべし!

果たして、ライカンから逃れられる悪党はいるのか!?

逆に開くドアは、真上にあがるガルウィングドアや、ランボルギーニのシザーズドアとも異なる。デザインを務めたフランス人デザイナーは、自社ブランドでも風変わりなドアやルーフの開閉方式を採用することに挑戦している

駆動方式はミッドシップ(MR)を採用。リアからは、ポルシェのチューニングメーカー「RUF」が手がけた水平対向6気筒ツインターボエンジンが見える。780馬力を発生させる超ハイパワーエンジンだ!