独創的な料理を続々と開発している野島慎一郎氏 独創的な料理を続々と開発している野島慎一郎氏

『週刊プレイボーイ』で「激ウマ!! バカレシピ研究所」を連載中のB級フード研究家・野島慎一郎(のじま・しんいちろう)さん。

今回の"バカレシピ"は、スイカバーを使って本物のスイカ感をアップデートさせた「超リアル! スイカバードリンク」!

* * *

【今回の食材】
・BIGスイカバー 1本 ・キュウリ 1本 ・三ツ矢サイダー(500ミリリットル) 1本

野島 あ~ウメェ~。やっぱりスイカバーを食べると夏を感じられるよなあ。

助手 異議なし! やっぱり夏のアイスといえばガリガリ君かスイカバーが最強ッス!

野島 でもあえて物足りない点を指摘させてもらうと、スイカバーにはスイカ独特の青臭さが足りないと思うんです。果汁は5%しか入ってないし、「スイカってこんな味だったらいいのにな」っていう理想の味になってる。スイカバーの味を先に覚えたチビッコが本物のスイカを食べなくなっちゃうぞ。

助手 ちゃんとおいしくまとまってるんだから、リアルに寄ってなくてもいいのでは......?

野島 青臭くてもおいしい味になっていればすべて解決じゃない。というわけで今回はスイカバーを使って本物のスイカ感をアップデートさせたドリンクを作りますよ。では助手くん、これを薄くスライスしてください。

助手 キュウリを使うんスね。確かにスイカの皮に近い部分と同じような味がするけど......。

(1)スライス! 冷やしたキュウリをスライサーで薄くスライスする。包丁を使っても問題ないが、キュウリは薄ければ薄いほどよし。包丁さばきに自信のない人は迷わずスライサーを使うべし (1)スライス! 冷やしたキュウリをスライサーで薄くスライスする。包丁を使っても問題ないが、キュウリは薄ければ薄いほどよし。包丁さばきに自信のない人は迷わずスライサーを使うべし

野島 スライスできたら、グラスの内側に擦りつけるようにしてくっつけていきます。キュウリの汁を搾り出すイメージで。

助手 意外とにおいが強烈ッスね。コオロギとかスズムシが集まってきそう。夏っていうか秋が近づいてきたぞ!

(2)擦りつけ! スライスしたキュウリをグラスの内側から擦りつけながら貼りつけよう。キュウリの汁が搾り出されるくらい強く押そう。グラスはあらかじめ冷やしておくとなおよし (2)擦りつけ! スライスしたキュウリをグラスの内側から擦りつけながら貼りつけよう。キュウリの汁が搾り出されるくらい強く押そう。グラスはあらかじめ冷やしておくとなおよし

野島 スライスしたキュウリをくっつけたら、スイカバーを1本投入して三ツ矢サイダーを注ぎます。あとはグラスのフチを使ってスイカバーを削って溶かしながら飲んでみてください。

助手 ウマッ!! これは地味にすごいぞ......!! キュウリの青臭さが完全にプラス要素になってるッス。スイカバーの味が本物のスイカみたいに青臭くなってるのにいやな感じはゼロで、爽やかさが増幅しまくってる!

(3)入れる! グラスにスイカバーを1本入れ、冷やした三ツ矢サイダーを注いで完成。もちろんほかのサイダーを使ってもOK。缶チューハイやサワーを注いでカクテル風にするのもアリだ (3)入れる! グラスにスイカバーを1本入れ、冷やした三ツ矢サイダーを注いで完成。もちろんほかのサイダーを使ってもOK。缶チューハイやサワーを注いでカクテル風にするのもアリだ

野島 ここに塩をひとつまみ入れるとさらにリアルスイカ感がアップしますよ。

助手 スイカバーをちょっとずつ溶かしたり、塩や三ツ矢サイダーで味を変えながら飲めるのも楽しいし、味は爽やかだし、見た目もけっこうオシャレ! サイダーの代わりにサワーを入れてアルコールにしたら、バーとかで出すのもアリなレベルッス。ほらほら、野島さんも飲んでみてくださいよ!

(4)溶かす! グラスのフチを使ってスイカバーを削って溶かし、味を変化させながら飲もう。中身が少なくなったら再びサイダーを入れ、スイカ感を強く出したいときは塩をひとつまみ入れてもよい (4)溶かす! グラスのフチを使ってスイカバーを削って溶かし、味を変化させながら飲もう。中身が少なくなったら再びサイダーを入れ、スイカ感を強く出したいときは塩をひとつまみ入れてもよい

(5)完成! 「超リアル! スイカバードリンク」 (5)完成! 「超リアル! スイカバードリンク」

野島 ゴクゴクッ......うーん、味は予想どおり爽やかでウマくなったけど、スイカバーの種がチョコなことだけが惜しいな。これは全部取り出して本物のスイカの種を入れちゃいますか。

助手 そこまでリアルを求めるなら最初から本物のスイカでやってくださ~い!

●野島慎一郎(のじま・しんいちろう) 
ライター、マンガ家、B級フード研究家。独創的な料理を続々と開発している。笑えるレシピを60本収録した『世界一美味しい「どん二郎」の作り方』(宝島社)が好評発売中

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