26日、『#Twitterトレンド大賞 2019』の発表が都内で行なわれ、MCに田村淳、宇垣美里、ゲストに有村藍里、ヴァンゆん、ゆりやんレトリィバァ、ミルクボーイら、そしてプレゼンターとしてゆきぽよ、チョコレートプラネット、オカダ・カズチカらが出席した。
2019年、日本のTwitter内で話題となったトレンドワードベスト20を発表するというこのイベント。1位に『平成最後の日』、3位に『イチロー』、4位に『(注:嵐の)活動休止』など、大きなニュースとして誰もが関心を寄せたワードがランクイン。2位になった『ラグビー』は、スポーツ部門賞でも『#rwc2019』が選出された。
多くの人の記憶に残るワードが登場したなか、会場で意外な反応を生んだのは17位の『バルバトス』。「バルバトス」とはエンタメ部門賞にも輝いたスマホゲーム『FGO(Fate/Grand Order)』に登場する敵キャラクターのこと。バルバトスを倒すイベントが行なわれた際に、ランクインしたのだ。
しかし、田村が会場の観客らに「バルバトス」を知っているか問いかけるも、反応はほぼゼロ。直接聞かれたフワちゃんも「知ってるわけない!」と、ハイテンションで笑いを誘いつつもバッサリ。
この現象をトレンドコメンテーターとして出席したハフポスト日本版編集長・竹下隆一郎は「いまのゲームの楽しみ方を象徴している。いまのゲームはみんなでTwitterで呼びかけたりオンラインで知らない人と集団で遊ぶ。ゲームを攻略するためではなく、"人と繋がるため"にゲームをしている」と現在のゲームの特徴を説明。同時に"人と繋がるため"のツールとしてTwitterが活用されていることを明らかにした。
またランキングには『天気の子』(9位)や『#あなたの番です』(10位)などエンタメ作品も登場したが、特にゲストらが盛り上がったのは、意外にもTOP20のランキング作品ではなく、アニメ部門賞の『鬼滅(きめつ)の刃』だ。
昨年"可愛すぎるジュノンボーイ"として話題になった井手上漠(いでがみ・ばく)は「10代といえば、鬼滅。高校の同じクラスのコも鬼滅を観ていて。普段アニメは観ないんですけど、初めてハマった。休み時間で"ごっこ"してます」と"鬼滅ブーム"を説明。
『鬼滅の刃』に「ハマっちゃった」俳優の田村心も「勢いがすごくて、毎週『週刊少年ジャンプ』が発売されると『鬼滅本誌』とかトレンド入りして、ネタバレくらっちゃったりするから悔しい。でも舞台化も決まったので楽しみ」とメディアミックスへの期待を明かした。
さらに井手上が「好きなキャラは(主人公の)竈門丹次郎(かまど・たんじろう)。でも我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)さんも好き」と明かすと、MCである田村も便乗して「僕は煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)さんですけど」とお気に入りキャラを紹介。
そして宇垣も「全巻持ってます! 私も(竈門)禰豆子(ねずこ)ちゃんが大好き、かわいいんですよ! コスプレはまだやったことないけど」とファンであることを告白しただけでなく、囲み取材でも印象に残ったワードとして『鬼滅の刃』を挙げ、「アニメ放送が終わったあと、(Twitterユーザーの)感想とか見ながらこんなこと思うんだと感じてます」とTwitterでファンの反応を見ていることを明かした。
この日は竈門丹次郎役の声優・花江夏樹(はなえ・なつき)が受賞する予定だったが、スケジュールの都合で来られず。
「『#Twitterトレンド大賞 2019』アニメ部門にて『鬼滅の刃』が選ばれたとのことで本当にありがとうございます。『鬼滅の刃』はスタッフ・キャスト全員が作品に心から真摯に向き合って制作されたアニメだと思います。多くの方にアニメを観て頂いて、ツイートしていただいたことは本当に嬉しく思います。来年公開の『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』でもたくさんの方に楽しんで頂けるように、全員が力を合わせて頑張ります。あらためて、この度は、アニメ部門受賞本当にありがとうございました」
とファンへのメッセージを送った。
なお今回のイベントには、有村藍里、松丸亮吾、倉持由香、「Da-ICE」の花村想太と大野雄大、渡辺美優紀、横川尚隆、SKE48の大場美奈と山内鈴蘭、Youtuberのヴァンゆんらも出席した。