独創的な料理を続々と開発している野島慎一郎氏
『週刊プレイボーイ』で「激ウマ！！ バカレシピ研究所」を連載中のＢ級フード研究家・野島慎一郎（のじま・しんいちろう）さん。
今回の"バカレシピ"は、あの北海道の郷土料理をカップヌードルで再現した「味噌ヌードルで作った石狩鍋」！
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【今回の食材】
・カップヌードル味噌 ２個 ・バター２０ｇ ・銀鮭の塩焼（セブンプレミアム）２個 ・肉入りカット野菜（セブンプレミアム）１袋
野島 今年の冬はあまり寒くなかったから、鍋をほとんど食べずに終わってしまったなあ。
助手 確かに。春が来る前に食べておけばよかったッス。
野島 せっかくだし今回は駆け込みで鍋料理を作りますか。まずは肌寒さを演出するため、助手くんは全裸になってください。
助手 ならねえよ！ っていうか、全裸で鍋なんて食べたら、汁がはねたらやけどするだろ！
野島 それではカップヌードル味噌に熱湯を注ぎましょう。
助手 だからふざけてないで早く鍋料理を作れって！
（１）立てる！ カップヌードル味噌を作ったら、あらかじめレンチンしておいた銀鮭の塩焼を取り出し、麺に突き刺すようにして立てよう。なんともバカっぽい見た目がたまらない！
野島 失礼な。すでに鍋料理を作り始めているのですよ？ 味噌ヌードルが完成したらセブンプレミアムの「銀鮭の塩焼」を麺に突き立て、軽くほぐしながら麺だけを食べ進めましょう。
助手 ほんとかよ。っていうかこれ、ウメぇ～ッ。味噌ヌードルと焼鮭って相性がメチャクチャいいッスね。
野島 そうなんです。でも今回は続きがありますので、鮭はほどほどに残してくださいね。
助手 あーウマいっ！ ペロリと麺を食べ終えちゃったッス。
（２）移す！ 焼鮭を軽くほぐしながら味噌ヌードルの麺を食べ進め、麺がなくなったらレンチン可能な容器へと移す。そのままの容器ではレンチンできないので気をつけること
（３）盛る！ スープの上から肉入りカット野菜を入れ、さらにバターをのせたらラップをかけ、野菜がしなるまでレンチンする。お好みの野菜や具材を入れて鍋で煮込んで作ってもＯＫ
野島 そしたら残ったスープと鮭をレンチン可能な容器に移し、さらに野菜を投入しますが、いちいち切ったりするのは面倒ですよね。セブンプレミアムの「肉入りカット野菜」を凍ったままひと袋ぶち込みましょう！
助手 おおー、こんな便利なものも売ってるんスね。
（４）完成！「味噌ヌードルで作った石狩鍋」
野島 さらにバターを入れてレンチンしたら味噌ヌードルで作る石狩鍋の完成です！
助手 こんなの絶対ウマいわ！ すでに味噌ヌードルと鮭の相性を知っているから、勝利が約束されているのがわかるッス！
（５）激ウマ！ アツアツのうちに食べると、先にカップヌードルの麺を食べておなかが膨れていることを忘れてしまうほどウマい！ 味噌ヌードルのポテンシャルの高さを存分に堪能できる一品
野島 冷めないうちに食べてみて。その予想を超えますよ。
助手 あっ、さっきと全然違う！！ 味が確実に深くなってる......。これはウマすぎる！！ 満腹になりかけた僕の胃袋が一瞬にしてリセットされたッス！
野島 煮込んだ野菜のうま味をプラスさせると味噌スープのおいしさが数段レベルアップするんですよ。冷凍野菜を使えばレンチンで簡単にできるんです。もちろん生野菜を煮込んで作ったらもっとウマいけどね！
助手 シメは雑炊を作ってもウマそうだし、麺を入れてもいいな......あっ、また味噌ラーメンに戻っちゃうぞ！ まるで永久機関！！ 永遠に味噌ラーメンと石狩鍋を食べられるのだ。こんな幸せなことがほかにあるか！ 将軍様バンザーイ！！
野島 助手くんが変に！ でもまあそれだけおいしいということなので、ぜひお試しを！
●野島慎一郎（のじま・しんいちろう）
ライター、マンガ家、Ｂ級フード研究家。独創的な料理を続々と開発している。著書『世界一美味しい「どん二郎」の作り方』（宝島社）。ＹｏｕＴｕｂｅ『のじまちゃんねる』
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