秋葉原の名所にもなっていた『ガンダム』シリーズのオフィシャルカフェ「GUNDAM Cafe秋葉原店」が、7月31日に『GUNDAM Cafe TOKYO BRAND CORE』としてリニューアルオープン。店舗規模が4倍になり、最新技術も取り入れられた同店のオープニングセレモニーには、『機動戦士ガンダム』アムロ・レイ役でお馴染みのベテラン声優・古谷徹が登壇した。
同日行なわれた「GUNDAM Cafe TOKYO BRAND CORE オープニングセレモニー・内覧会」では、同店を手がける株式会社BANDAI SPIRITS代表取締役社長の福田祐介氏が、今回のリニューアルオープンの経緯を説明。
2010年にオープンした同店は「今では当たり前になっているさまざまなコンテンツカフェの先駆け」だ。福田氏いわく「厳しい時勢ですが、将来の活力になりうるエンタメを次の10年に向けて秋葉原から世界に届けるべく、次世代のキャラクターカフェの定義付けを行ないたい」とのことで、新型コロナウイルス感染拡大防止対策も万全に期してのオープンとなった。
古谷も『機動戦士ガンダム』の作中に登場するノーマルスーツを模した専用フェイスシールド(カフェ利用者は購入可能)を身につけて登壇。名セリフとしてお馴染みの「いきまーす!」も披露して、MCの喜屋武(きゃん)ちあきによって店内設備の説明が進められていく。
オープニングセレモニーが行なわれた会場は、全長約18mの巨大モニターが立ち並ぶレストランエリア。宇宙戦艦の食堂で宇宙空間を航行しながら食事が楽しめるというコンセプトで、モニターに映る宇宙を駆けるガンダムを眺めるというファン必見のイベントも。
「体験型エンターテインメントレストラン」と銘打たれており、アムロの永遠のライバルであるシャアと盟友のガルマが登場するオリジナルのショープログラムを見ながら楽しめる新感覚ディナーショーも実施される。
古谷は「これはガンダムファンにはたまらないですね」とコメントしつつも、シャアのコースメニューに対しては「シャアのはあまり美味しそうじゃないなぁ」とライバル心を剥き出す一幕も。MCの喜屋武は「牛肉の甘みがお米に染み込んで美味しかったですよ!」とフォローしていた。
ほかにもジオン公国の将校しか入れないというコンセプトの「Zeon's Diner TOKYO」や、限定グッズも取りそろえられているグッズショップなどが紹介された。
古谷も「ぜひプライベートで(シャア・アズナブル役の声優である)池田秀一さんと行ってみたいですね」とコメント。テープカットを経て、オープニングセレモニーの最後には、当日が67歳の誕生日だった古谷にサプライズでアムロと自身の姿が一緒に描かれたケーキとラテが用意。古谷も喜びの表情を見せていた。
■全世界の『ガンダム』シリーズファンが楽しめる店内を紹介!
オープニングセレモニーに先駆けて、30日にはメディア向けの内覧と新感覚ディナーショー「G DIMENSIONS EX DINNER SHOW」の公開リハーサルが行なわれ、現地を取材した。
レストランエリアで楽しめるディナーショープログラムのうち、「シャアとガルマが贈る"暁の決起集会"」では90分間シャアとガルマによるオリジナルのかけ合いを楽しみながら、実際にコース料理を楽しめる。
硬派キャラのイメージが強いふたりが、笑いを取りに来るのはこうしたイベントならでは。ふたりが自らの手でデザートを調理するシーンはガンダムを知らなくても思わず吹き出してしまう。
このほか『機動戦士ガンダムSEED』プログラムの全2種類が現在体験できるが、上映プログラムは今後も追加予定とのこと。
「Zeon's Diner TOKYO」では、中央に置かれたテーブルに皿やコップを置くことでジオン公国軍のモビルスーツが出現するインタラクティブプロジェクションが。『機動戦士ガンダム』の名シーンを再現したシャアがバーカウンターに腰掛けているなど、細部までこだわられた作りになっている。
グッズショップにはオリジナルカラーリングのガンダムをあしらった限定商品をはじめ、360種類ほどのグッズが取り扱われている。海外ファンを意識した、日本各地の名産物や伝統工芸品とのコラボ商品も立ち並ぶ。
そしてテイクアウトで購入できる「fortuneLatte Cafe」では、前身の「GUNDAM Cafe秋葉原店」の看板メニューだった「ジャブローコーヒー」も健在。さらに作品と種類を選ぶとランダムで描かれるデザインが変わるラテを購入できる。
『GUNDAM Cafe TOKYO BRAND CORE』は、当面の間「fortuneLatte Cafe」をのぞき事前予約制での入店となる。来店する際はオフィシャルサイトを確認してほしい。