独創的な料理を続々と開発している野島慎一郎氏
『週刊プレイボーイ』で「激ウマ！！ バカレシピ研究所」を連載中のＢ級フード研究家・野島慎一郎（のじま・しんいちろう）さん。
今回の"バカレシピ"は、人気料理研究家のリュウジさんがコラボしたサッポロ一番を炒飯にした「リュウジのサッポロ一番で作る！ ファミチキバター炒飯」！
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【今回の食材】
・サッポロ一番 しょうゆ味油そば ガーリックバター風 １個 ・ファミチキ １個 ・バター ３０ｇ ・ご飯 １８０ｇ ・卵 ・焦がしにんにく（ハウス食品） 適量
野島 おい助手くん、人気料理研究家のリュウジさんとサッポロ一番のコラボ商品が出たぞ！ リュウジさんの油そばアレンジレシピが公式商品化！
助手 スゴッ！！ 今年の頭に本誌でバカレシピとコラボ企画をしたなんて信じられないッスね。もはや完全に雲の上の人！
野島 今回はこのサッポロ一番をバカレシピにしようと思うんですが、それにしてもリュウジさん、さぞかし稼いでいるんだろうなぁー！ このコラボ企画でいくらもらったんだろ！？
助手 すぐ金の話をするな！！
（１）殴る！ サッポロ一番の袋を手に取り、袋の上から麺を殴りつけて細かく砕く。あまり強く殴りすぎると袋が破けてしまうので要注意。両手で袋を持ち、麺を割るようにして砕いてもよい
野島 というわけで、そんな嫉妬心をぶつけるところから調理開始です。オラッー！！ バキッ！！ バキッ！！ ボコッ！！
助手 おい、プリントされたリュウジさんを殴るんじゃない！！
（２）熱湯！ 袋からスープを取り出し、中に熱湯を注ぐ。１～２分待ち、麺がある程度軟らかくなったらざるで湯切りしよう。やけどには要注意。心配なら鍋や食器に移してから熱湯を注ぐこと
野島 大丈夫。これは袋の中の麺を砕くという料理の工程。正当なぶん殴りですから。続いて袋を開け、スープを取り出したら熱湯を注ぎます。ほらリュウジ、熱いだろ？ 熱いだろ？
助手 アンタ、リュウジさんに恨みでもあんのか！？
野島 そんなわけないだろ。このまま１～２分くらい熱湯に浸し、ざるで湯切りをしたら下準備が完了。こうすると洗い物が少なくて済むんですよ。
助手 なるほど。で、細切れになった麺が出来上がったッスけど、これをどうするんスか？
（３）炒める！ フライパンでバターを溶かしたらにんにくチューブを混ぜ、湯切りをした麺を入れて軽く炒める。続いて卵とご飯を入れ、バターを絡めながらご飯がパラパラになるまで炒めよう
野島 この麺を具にしたジャンク感を極悪級にブーストした炒飯にします。フライパンにバターとにんにくチューブを入れ、炒めた麺に卵とご飯を投入！
助手 ウハッ！ ガーリックバターの香りがたまらんッス！
（４）仕上げ！ 仕上げに粉末スープと一口大に切ったファミチキを入れ、混ぜたら全体に調味油を垂らして完成。ファミチキを入れたら炒めすぎないのがポイント。お熱いうちに、どーぞ！
野島 仕上げにファミチキと添付のスープを入れ、混ぜ合わせたら完成。ほら食べてみて！
助手 ヌオッ！ こりゃウメえや！！ 調味料は粉末スープしか使ってないのに完璧に味が決まってる！ 麺の食感もイイ！
（５）完成！「リュウジのサッポロ一番で作る！ ファミチキバター炒飯」
野島 ファミチキもいい仕事をしてくれてますよね。
助手 あと、口の中にバターの余韻が残るのがたまらんッス！
野島 それはガーリックバターで炒めたのもありますが、添付の調味油が超優秀なんです。リュウジさんのレシピにはバターもガーリックもよく登場しますが、きっとこの調味油にはとことんこだわったんだろうなあ。
助手 サッポロ一番らしさも感じられるし最高のコラボッスね。
野島 期間限定とかじゃなくずっと売り続けてほしい商品ですね。でもそしたらまたリュウジさんに金が入るのかな？ チクショーうらやましい！
助手 アンタとは別格なんだからいちいち嫉妬するな！
●野島慎一郎（のじま・しんいちろう）
ライター、マンガ家、Ｂ級フード研究家。独創的な料理を続々と開発している。著書『世界一美味しい「どん二郎」の作り方』（宝島社）。ＹｏｕＴｕｂｅ『のじまちゃんねる』
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