独創的な料理を続々と開発している野島慎一郎氏
『週刊プレイボーイ』で「激ウマ！！ バカレシピ研究所」を連載中のＢ級フード研究家・野島慎一郎（のじま・しんいちろう）さん。
今回の"バカレシピ"は、ジャンクフードを食べてタンパク質をモリモリ摂取できる「サッポロ一番 抹茶プロテインラーメン」！
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【今回の食材】
・サッポロ一番 塩らーめん １袋 ・サラダチキン １個 ・ザバス ホエイプロテイン１００ 抹茶風味 スプーン２杯（１４ｇ） ・ゆで卵 １個 ・絹ごし豆腐（お代わり用） １５０ｇ
野島 最近プロテインを飲み始めたんですが、知らないうちにずいぶんと進化しているんですね。サッと溶けるし味もイケる！
助手 全然知らなかったッス！
野島 こんなのバカレシピに使うしかないでしょ。ジャンクフードを食べてタンパク質をモリモリ摂取できたらどんなに幸せなことか！ そこで今回使うのはサッポロ一番塩らーめんです。
助手 サッポロ一番を食って筋肉ムキムキになれたら夢があるッスね！ でも味はちゃんとウマくなるんスかね......？
野島 プロテインにもいろいろな種類の味があるので、組み合わせを間違えなければきっと大失敗はしないはず。そこで今回用意したのは抹茶風味のプロテイン。塩ラーメンと合わせたら抹茶塩のような滋味（じみ）深い味になるんじゃないかと！
助手 本当かよ！？ まあ、作ってもらいましょうか！
（１）切る！ 具材にはタンパク質が豊富なサラダチキンとゆで卵をチョイス。もちろん塩ベースのスープとの相性は抜群だ。麺をゆでる前に食べやすいサイズにカットしておこう
野島 サッポロ一番は普通に調理するとして、具にはサラダチキンとゆで卵を使いますよ。これだけで約３４ｇのタンパク質を取れます。ちなみにサッポロ一番も約１０ｇのタンパク質が含まれているので、米を食べるよりは全然優秀なんです。
助手 意外と健康食なんだ。
（２）一番！ サッポロ一番塩らーめんは手順どおりに調理をすればＯＫ。お湯を沸騰させた鍋で麺を３分ゆでたら火を止め、粉末スープとごまを入れるところまで進めよう
（３）粉末！ さらに抹茶プロテインを投入してよく混ぜる。量は付属のスプーン２杯程度がオススメ。投入量を増やせば当然タンパク質も増えるが、甘みも増すので味見をしながら試すこと
野島 で、サッポロ一番の粉末スープを入れたら、仕上げに抹茶プロテインも投入します。付属のスプーン２杯でタンパク質はプラス約１０ｇ！
助手 タンパク質はマシマシだけど、スープが緑色で全然ウマそうじゃない......。
（４）完成！「サッポロ一番 抹茶プロテインラーメン」
野島 しかも思いのほかドロッと仕上がってしまった。でもまあ助手くんならイケるだろ！
助手 何を根拠に言ってんだ！ どれどれ......おおっ、もはやサッポロ一番っぽさはゼロ。甘みも強くてクセがあるけど、シチューとかポタージュスープみたい。悪くはないッスね！
野島 なるほど。さすがにサッポロ一番は味が完成されているので比べるのは酷というもの。別物と思えば全然アリだ！ 甘さが苦手なら黒こしょうをガッツリ入れれば味が調うはずですね。
助手 おっ、ひと振りしたらそれだけでサッポロ一番の味が顔を出してきた。こりゃいいや！
（５）豆腐！ 麺を食べた後はスープまで飲み干さないとタンパク質を完全に摂取できない。おなかに余裕があれば、豆腐を追加すれば食べやすいだけでなく、さらに追加でタンパク質も取れる
野島 麺を完食してまだ胃袋に余裕がある人は豆腐を追加し、残ったスープと一緒に食べちゃいましょう。これで合計６０ｇ以上のタンパク質を摂取可能！
助手 スゴッ！ これなら胸を張って即席麺を食えるッスね！ もう毎食これでいいじゃん！
野島 相変わらずやることが極端！ これだけを食べてたら塩分取りすぎで体を壊すぞ！
●野島慎一郎（のじま・しんいちろう）
ライター、マンガ家、Ｂ級フード研究家。独創的な料理を続々と開発している。著書『世界一美味しい「どん二郎」の作り方』（宝島社）。ＹｏｕＴｕｂｅ『のじまちゃんねる』
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