フェタチーズを無骨に「ドーン!」と乗せるのが現地風! フェタチーズを無骨に「ドーン!」と乗せるのが現地風!

みなさん、ヤーサス! 旅をおあずけされた旅人マリーシャです。わん。

旅人でも簡単に作れる「おうちで世界飯」第11回。今回お届けするのは、ギリシャの定番メニュー「グリークサラダ」です!

ギリシャ語で「ホリアティキ・サラタ(田舎風サラダ)」と呼ばれるこのサラダは、キュウリ、ピーマン、トマト、赤玉ねぎなどの生野菜をベースに、ギリシャ産フェタチーズを「ドーン!」と乗せて、オレガノやオリーブオイルをかけたもの。独特なチーズの質感やハーブの風味が、シンプルなサラダを病みつきにさせます。

ギリシャの首都アテネで食べたグリークサラダ ギリシャの首都アテネで食べたグリークサラダ

ギリシャ第2の都市である港町テッサロニキで食べたグリークサラダ ギリシャ第2の都市である港町テッサロニキで食べたグリークサラダ

今回ポイントとなる食材はフェタチーズ。羊や山羊の乳でできたギリシャの代表的なチーズです。食塩水で熟成させるため強い塩味があり、ねっとりした食感が特徴的です。

そして盛り付けもまた重要です。料理画像などではフェタチーズが細かく砕かれて、オシャレに散らされていたりしますが、現地では「ドーン!」とそのまま野菜の上に乗っていて、「生まれたままの姿」という感じ。ひび割れた石のような四角い塊は、どことなくギリシャの遺跡を彷彿とさせます......。

フェタチーズの見た目はどことなくギリシャの遺跡を彷彿とさせる? フェタチーズの見た目はどことなくギリシャの遺跡を彷彿とさせる?

遺跡のブロックがフェタチーズに似てると思うのは私だけ? 遺跡のブロックがフェタチーズに似てると思うのは私だけ?

調理に関しては、この企画史上最も簡単ではないでしょうか。火も使わない、切って盛るだけ簡単サラダ。料理初心者でも失敗知らずです。

日本で作るとなると、問題なのはフェタチーズを探すことと、そのお値段。輸入食材スーパーで入手可能だけれども、200gで800円程度と少々お高めで、旅人は悲鳴です。

「現地では1ユーロ程度で買えたのに!」

まぁ、今回の主役ですから! 迷わずゲットして、レッツクックです!

今回のポイント食材。主役のフェタチーズ君です! 今回のポイント食材。主役のフェタチーズ君です!

ギリシャではフェタチーズが計り売りで売っていました! 約200gがなんと1ユーロ程! 安い! ギリシャではフェタチーズが計り売りで売っていました! 約200gがなんと1ユーロ程! 安い!

<材料> 1~2人分

 ・フェタチーズ...100g

 ・赤玉ねぎ...1/4個

 ・キュウリ...1/2~1本

 ・ピーマン...1個

 ・トマト...1個

 ・オリーブ...8粒

 ・オリーブオイル...大さじ2

 ・白ワインビネガー(レモン果汁で代用可)...大さじ1

 ・オレガノ...適量

 ・ケッパー...お好みで

 ・塩...お好みで

(上段左から)オリーブオイル、白ワインビネガー、オレガノ、ケッパー、(下段左から)赤玉ねぎ、キュウリ、ピーマン、トマト、オリーブ、フェタチーズ (上段左から)オリーブオイル、白ワインビネガー、オレガノ、ケッパー、(下段左から)赤玉ねぎ、キュウリ、ピーマン、トマト、オリーブ、フェタチーズ

<ワンポイントメモ>

※フェタチーズ自体の塩分が強いので、塩はかけなくてもOK!

※オリーブは種を取っておくと食べやすいです!(私は種付きで入れたけど)

<調理>

1.赤玉ねぎをスライサーやピーラーなどで薄切りにし、ボウルに入れ水につけておく。大さじ1程度の酢(分量外)を入れると赤玉ねぎの辛味が抜けやすい。

2.キュウリ、ピーマン、トマトを食べやすいサイズにカット。

3.赤玉ねぎをザルにあげて水分をしっかり切る。(さらにキッチンペーパーなどで水分を吸い取るとより良いです)

4.カットした野菜とブラックオリーブをバランス良く散らす。

5.ど真ん中に「ドーン!」とフェタチーズの塊を置き、オリーブオイルと白ワインビネガーをかける。

6.オレガノを振りかけ、お好みでケッパーを飾ったら、出来上がり!

<実食>

本場にこだわり「ドーン!」と盛り付けたフェタチーズは、食べる時に崩していくのがギリシャ流。

というわけで、その塊にフォークを刺す。ボロっと崩れ落ちたチーズのかけらを全体に散らして野菜とともにお口にイン!

崩れゆくフェタチーズと野菜を絡ませて食べるよ! 崩れゆくフェタチーズと野菜を絡ませて食べるよ!

「おお! 野菜のみずみずしさとフェタチーズのねっとり感が絶妙~!」

フェタチーズはギリシャ産のものしかその呼称を語れない、まさにギリシャの代表選手。その伝統的食品の存在感はもちろん、フレッシュな生野菜との相性は抜群だ。食べながら頭に浮かぶのはパルテノン神殿だっただろうか、ギリシャを感じながら、ペロッとたいらげました。

ピーマンピローンってなっちゃった! ピーマンピローンってなっちゃった!

本場の盛り付けにこだわらず、オシャレにアレンジ! 本場の盛り付けにこだわらず、オシャレにアレンジ!

ところで、グリークサラダは日本ではあまり一般的ではなく、名前を聞いたことはあるけど......という人も多いようですが、地中海料理が人気のヨーロッパやアメリカなどでは比較的よく見かけます。

「地中海食」はイタリア、ギリシャ、スペイン、モロッコなど地中海沿岸の伝統的な料理で、その生活文化や食習慣を含めたライフスタイルが、2010年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

「地中海式ダイエット」として食事法も話題で、オリーブオイル、魚、野菜、フルーツ、ナッツ、乳製品などをバランスよく摂取することが特徴。認知能力や心血管疾患、がん、肥満などに効果があるという研究結果が報告されており、「最高の食事療法」として、世界で注目を集めているんです。これはもう、食べるしかないですね!

今回作った基本のグリークサラダはシンプルですが、アレンジは無限。ひよこ豆、パセリ、キヌア、パプリカ、ミニトマト、ナッツ、フルーツなども合いそうだし、切り方や野菜のバラエティ、そして盛り付けを本場の「ドーン!」にこだわらなければ(笑)、いくらでもオシャレサラダに変身できそう。工夫次第で正直、モテ料理としても活躍しそうです!

800円ちょいで健康とモテが手に入るならコスパいいかも? 地中海料理トライしてみてね!(笑)

健康な体を手に入れて、また世界を旅したいな! 健康な体を手に入れて、また世界を旅したいな!

●旅人マリーシャ(旅人まりーしゃ)
平川真梨子。旅のコラムニスト。バックパッカー歴12年、125ヵ国訪問。地球5周分くらいの旅。コラム連載は5年間半を超える。Twitter【marysha98】 instagram【marysha9898】

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