浅田真央
が1日、都内で行なわれた「アルソア創立50周年『アルソア ドリーム プロジェクト』スタートセレモニー」に登壇。農業によるトレーニング効果の実感と、その楽しみについて語った。

「人と自然との調和の中に、真の健康と幸福を創る」という理念のもと、化粧品や健康食品を取り扱うアルソア。今回のプロジェクトでは、ユーザーや浅田の夢を叶えることを目指す。16歳から同社の製品を使用しているという浅田が、プロジェクトのロゴデザインも手がけた。


「20歳のころから野菜を好きに」なった浅田は、自身の夢を「いつか自給自足の生活をすること」だと発表。同社の運営する農園を何度も訪れ「そこで私もパワーをもらうので、いつか自分も山だったり森だったり、自然たっぷりのところで自分で野菜を作って生活したい」と明かした。

実際、浅田はすでに同農園で農作業を経験。畑の土作りや石拾い、種取りなどの"体験"にとどまらず、本格的な農作業を行なっている。「(畑が)まだできたばかりで若いので、落花生などマメ科の植物を植えることで畑がよくなると学びました。畑ってすごく奥が深い」と、真剣に農業に向き合っているそう。


そして、そんな浅田にこの日、ピンクのつなぎのプレゼントが。「これはもうユニフォームみたいなもの。スケートでいうコスチューム」と喜ぶと、つなぎ姿に着がえて堆肥作りを実践。

100kg近い堆肥を慣れた動きで混ぜ合わせていた浅田は、汗を流しながら「農業トレーニング、"農トレ"と言っているくらい、農作業はとても体力を使うんです。スクワットをしている感じ」と笑顔。さらに「足、腰、腕だけでなく、精神力もすごく鍛えられました。ずっと同じ作業をするので、だんだん無の境地に入っていくところがすごく好きです。スケーター筋肉と農トレ筋肉の両方があるので、すごく強くなってます(笑)」と農業の意外な側面の魅力を説明した。


農業への関心を高めながら、フィギュアスケーターとして活躍する浅田は、「スケートは自分をさら超えていけるように進んでいきたいと思います。まだ自給自足で森に住むのではなくて、過去を超えていけるように進んでいきたい」と意気込んだ。

アルソア50周年にちなんで50歳の自分について聞かれると、「さすがにもう(スケートは)滑ってないと思います。いまは8割くらいスケーターとしての軸がありますけど、50歳になったら畑がベースになってるんじゃないかな」と、最後まで農業への興味を示していた。