ランペトゥーザ島で有名な「宙に浮かぶ船」の現象がコミノ島でも見れました!

皆さん、こんにちは! 旅をおあずけされた旅人マリーシャです。わん。

私は世界一周でバケットリストのひとつ「世界中の海を見る」を果たすべく、世界の海は島の隅々まで旅をしてきましたが、そこには本当に美しいビーチがたくさんありました!

特に秘境なる「島のビーチ」には神秘的な青いグラデーションや貴重な生物・文化とのコラボの数々。世にも珍しい絶景にトキメキまくりです!

特にビーチをこよなく愛する私は常に「キラキラ輝く太陽の下、白い砂浜でお酒を片手にビキニでフラフラしたい!」と思っているのですが、そんなわたくしがまさか今年一度もオン・ザ・ビーチしてないなんて悲しすぎる事実。そこで、

「2022年こそは絶対裸でフラフラしたい!」もとい、「2022年こそは絶対ビーチに行きたい!」。

そんな願いを込めまして、旅のプレイバック「世界の奇岩編」「青い絶景編」に続き第3弾は「島のビーチ」をランキングにしたいと思います。

島ビーチ大好き旅人の独断ではありますが、絶景度はもちろん、レア度、秘境度、無人度、透明度からアクセス、コスパまで多角的に評価、厳選しました。それではレッツ、アイランドビーチ!

■10位 イグアナに胸キュン! プラヤ・デ・エスタシオン(サンタ・クルス島/ガラパゴス諸島/エクアドル領)

サンタ・クルス島のプラヤ・デ・ラ・エスタシオン

ガラパゴス諸島はエクアドル領地であり、本土から西に約1000km離れた火山群島。ダーウィンの「種の起源」のもととなり独自の進化を遂げてきた野生動物が人間と共存していることで世界中から注目を集めています。

サンタ・クルス島のチャールズ・ダーウィン研究所で最後の1匹だったビンタ・ゾウガメ「ロンサム・ジョージ」の墓標を拝んだ後に訪れたのは、プラヤ・デ・ラ・エスタシオン

一見なんの変哲もない黒い火山岩の転がったビーチですが、よーく見てください。いるんです、あれが。そうガラパゴスのアイドル、イグアナちゃんです。

岩と同色なのでわかりづらいですが、結構いっぱいいるんです。ガラパゴスでは島の動物に触れてはいけないのですが、岩に張り付いた苔を夢中で食べたり、逃げることもなくカメラ目線をくれるイグアナちゃんに胸キュンです。

ガラパゴスのイグアナちゃん。カメラ目線サンキューです!

■9位 モアイが見守る海。アナケナ・ビーチ(チリ/イースター島)

アケアナ・ビーチを守るように立ちはだかるモアイたち

モアイ像で世界的に知名度のある南米チリのイースター島。日本の小豆島ほどの大きさの島に4000人の島民と1000体ものモアイが暮らしています。

アナケナ・ビーチは白い珊瑚の砂浜。岩の多いイースター島の海岸線にふたつしかない砂浜のひとつ。ここに1体の孤独なモアイと、7体仲良く並ぶモアイ(2体は劣化)が海を守る門番のように立ちはだかっています。

謎に包まれた島とモアイのコラボなんて、それだけでも唯一無二の珍ビーチですが、海の色も絶品! 思わず服を脱ぎ捨てて海に飛び込む私を、旅友たちは服を着たまま静かに見守ってくれたのを覚えています。

イースター島のビーチで喜びのジャンプ! 低っ!

■8位 ロマンチックなセレモニーも! プラヤ・ノルテ(イスラムヘーレス島/メキシコ)

イスラムヘーレス島のプラヤ・ノルテ(北ビーチ)

ビーチは思う存分海水浴できるほうが好き! ってことで秘境ビーチのふたつを抑え8位となったのは、メキシコのカンクンからフェリーで約30分の所にあるイスラムヘーレス

スペイン語で「女性の島」という意味のこの島は、アクセスの良さから地元の人も気軽に訪れるちょっとした観光地です。

特に美しいプラヤ・ノルテ(北ビーチ)は透明度が高く、波が穏やかな遠浅ビーチはまるで楽園。カンクンのビーチは波が高く危険なので、海水浴をするならぜひこちらの離島まで足を伸ばして1日中のんびりしたいところ。

またビーチが目の前の最高のロケーションで結婚パーティーが開催されることも。ロマンチックなセレモニーに出会うかもしれません。新婚の友人にハネムーンでのオススメの旅先を聞かれた時、私はカンクンとセットでここを推しました!

こんな素敵なビーチで結婚式なんてロマンチック!

■7位 透明度の高い海と白砂! ホワイト・ビーチ(ボラカイ島/フィリピン)

アティアティハンというお祭りでホワイト・ビーチを練り歩く人々

こここそ私の夢が叶う場所。4kmに渡る白い砂浜で泳いでゴロゴロした後は、ビーチが目の前のバーでサンセットにウットリ。最高です。

7000以上も島のあるフィリピン。ボラカイ島にはアジアのベストビーチにも選ばれた"ホワイト・ビーチ"が存在します。透明度の高い青い海と白い砂浜! アジアにもこの手のビーチがあったとは。

また1月頃に開催されるアティアティハン」というフィリピンでも有数のお祭りは必見。13世紀にボルネオ島民が入植した時、山に追われ飢餓に襲われたアティ族が、村人から食べ物を分けてもらったお礼に歌と踊りで感謝したのが始まりだとか。パレードでは人々が「ハラ・ビラ」という独特なリズム音楽を奏でながらビーチを練り歩きます。

陽気なフィリピンの島人たち。この海と空があればジャンプも高い!

私が行った2015年当時、現地のお父さんが少しさみしそうに

「ボラカイ島は、昔は店も宿もない、警察もいない、海と椰子しかなくてみんな裸で泳いでいたんだ。今は観光客だらけになってしまったよ」

とつぶやいていましたが、コロナで観光客が減少、きっとビーチは蘇っていることでしょう。

ビーチの目の前のバーから見る完璧なサンセット

■6位 「宙に浮かぶ船」現象! ブルーラグーンビーチ(コミノ島/マルタ共和国)

船がまるで空を飛んでいるかのよう

"地中海のヘソ"や"地中海のゆりかご"と呼ばれるマルタ共和国。イタリアのつま先の先にあるシチリア島から、ポロリと欠け落ちたような小さな島国で東京23区の半分くらいしかないミニ国家です。

留学生が多く夜になると「イビザに続くパーティーアイランド」の顔を見せることでも有名なマルタですが、そんなマルタ生活を楽しむ学生たちがオススメしてくれたのがコミノ島のブルーラグーン

マルタ島最北端の港からボートで10分、コミノ島に到着すると目の前にはエメラルドグリーンのラグーンが広がります。そして、

「ああっ、アレ! ずっと見たかった憧れの『宙に浮かぶ船』だ!」

地中海でもトップクラスと言われる水の透明度の高さと太陽光によって、海に浮かぶ船の影が海底に映り、船がまるで空を飛んでいるかのように見えます。

実はこの現象はマルタからさらに西に位置するランペトゥーザ島が有名なのですが、ここでも見れるとはうれしい限り! 貴重な発見です!

観光客であふれるコミノ島のブルーラグーン

崖から飛び込みたくなる気持ちわかります!

★以上10位~6位でした! 明日(30日)配信のベスト5もお楽しみに!

●旅人マリーシャ(旅人まりーしゃ)
平川真梨子。旅のコラムニスト。バックパッカー歴12年、125ヵ国訪問。地球5周分くらいの旅。2014年より『旅人マリーシャの世界一周紀行』を連載。Twitter【marysha98】 Instagram【marysha9898】 YouTube【https://www.youtube.com/channel/UCe2ihHJ1MXHEZgpdmglzWew

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