30代、40代、50代......。少しずつたるみ、衰えていく体に戦々恐々とする日々。そんな後ろ向きな毎日を打破するべく、日本一美しく、ちょっぴりSな現役薬剤師・福井セリナが、あなたの体のお悩みを解決します! 第54回のテーマは「コロナやインフルエンザにかかりたくない!」です。
【今週のお悩み】新型コロナに加えてこの冬はインフルエンザが流行するかも......ということで、自分の体調の変化に神経質になっています。正月休みが終わると仕事始めに新年会など、人に会う機会も増えそう。この冬はどうにかインフルエンザにもコロナにもかからず、かけぬけたい! 普段からできる予防法はありますか?(35歳・会社員)
「2022~2023年の冬はコロナとインフルエンザの同時流行に注意!」なんてニュースもやっていて、戦々恐々としている人も多そうですよね。
コロナ禍以降のおととし~昨年は、インフルエンザの感染者数がかなり少なく、流行にはなりませんでした。これはコロナの感染対策が徹底されていることや、海外からの渡航者が減っていることが理由と言われています。
今年の冬も、現段階ではコロナ禍前の水準を大きく下回っていますが、じわじわと増えていて、すでに流行入りを発表している地域もあります。
コロナとインフルエンザの同時流行に備えて、ウイルス対策はしっかりとしていきたいところ。
ここからは、ぜひ抑えてほしい3つのポイントを紹介します!
1.手洗い・うがい・マスク
コロナ禍でほとんどの人が習慣化している行動だと思いますが、油断せずこれからも行なっていきましょう!
2.体温を上げる
脇で測ったときの体温が36.2℃以上ないと、免疫がしっかりと働かないことがわかっています。
できれば毎朝体温を測って、「今日は低めだな~」という日は飲み会に行かないなど、行動を変えてみるのも予防になります。
体温を上げるためには、スクワットなど下半身を使う筋トレがおすすめ。また、首元や手首、足首を冷やさないように心がけましょう。マフラーやレッグウォーマーももちろん良いですし、最近は何度も繰り返し使える首かけ型のカイロなど、便利なあったかアイテムもたくさん出ているので、探してみるといいかもしれませんよ♡
3.おうちの湿度管理と換気
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が下がるので、ウイルスに感染しやすくなります。
特に乾燥しやすい室内では、加湿器などで十分な湿度(50~60%)を保ちましょう。濡れたタオルや洗濯物を干しておくだけでも、乾燥対策になるんですよ。
また、換気の悪い密閉空間もウイルス感染のリスクを高めてしまいます。冬は暖房を使うので閉め切ってしまいがちですが、定期的に窓を開けるなど換気をするようにしましょう。