30代、40代、50代......。少しずつたるみ、衰えていく体に戦々恐々とする日々。そんな後ろ向きな毎日を打破するべく、日本一美しく、ちょっぴりSな現役薬剤師・福井セリナが、あなたの体のお悩みを解決します! 第8回のお悩みは「物忘れ」について。

【今週のお悩み】仕事中や飲み会などでビジネス用語や人の名前がとっさに出ずに、「え~っと、あれ、なんだっけ......」と口ごもってしまうことが最近増えたような気がします。まさかもう認知症が始まっているわけじゃないですよね!?(48歳・会社員)

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知っているはずのことがふと思い出せなくなったりすること、ありますよね。私のお母さんも最近「アレ」とか「ソレ」しか言わないんですよ(笑)。父と話しているのを見ていると、よく会話になるなって思うくらい!

日常生活に支障をきたすほどの物忘れは認知症などの可能性も出てきますが、すぐに出てこなくても後で確認して思い出せたり、会話の最中にひらめいたり、キッカケがあれば思い出せるのであれば正常の範囲内です。でも、年を重ねるにつれて頻度が高くなると不安になりますよね。こういった物忘れ、最近では若い人にも増えてきているんです。

人間の脳は10代で一番大きく成長し、30代あたりから少しずつ委縮していきます。この萎縮で、若いころより脳の働きが落ちてきて、物忘れなどに繋がっていく。この萎縮のスピードは、普段の生活が単純作業の繰り返しで、脳をあまり使わない人ほど早いと言われています。

以前までは、一度萎縮した脳は回復することは難しいとされていましたが、最近の研究では脳をきちんと使うことで改善できることがわかってきました。刺激を受けると、脳の神経細胞同士が繋がっていき、新しいネットワークがどんどん作られていきます。このネットワークは、繋がるスピードこそ違えど、年齢にかかわらず新生することができるんです! そうすることで脳の活動範囲が広がって、物忘れなども改善することができます。希望がわきますよね!

では、脳にどうやって刺激を与えればいいのか? それはズバリ、新しい趣味にチャレンジすること! そして問題を解いたり、普段使わない脳を使ってみることです。

私のおすすめは「料理」と「ジョギング」。料理は工程を考えながら手を動かしたりするので、脳を使う範囲がとても広いと言われています。同じような理由で、ガーデニングも良いですね。また、ジョギングなどの有酸素運動は血流をアップして、脳に必要な栄養を送り込んでくれます。

あと一つ、意識してみてほしいことは、「脳が委縮する危険因子」を取り除く生活をすること。

脳が委縮する危険因子......それは、

・多量の飲酒
・喫煙
・ストレス

この3つ。読んでいるあなたの「ギクッ!!」という声が聞こえてきます(笑)。
当てはまった人は少しずつでもいいので改善してみてくださいね♡

最後にもう一つ、自分の生活をチェックしてみてほしいのが、「脳のオーバーワーク」になっていないか?ということ。若い年代の物忘れはこれが主な原因とされています。休みの時間もずっとスマホをいじったり、常にメールをチェックしたり、マルチタスクをこなさなくてはいけなかったり。リラックスするつもりでインスタを流し見していても、脳は常に情報をインプットしています。そうすると脳が過労状態、メモリ不足のような状態になり、物忘れに繋がってしまいます。

仕事中は難しいですが、寝るまでの時間くらいはスマホを見ないようにして、脳を休ませるための睡眠時間をしっかりとるようにしてみてくださいね。

今週の教訓:打開策はチャレンジ精神! 神経細胞同士をレッツ、マッチング♡

【福井セリナの「健康サディスティック♡」』は毎週月曜日更新!】